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2023.12.03

大阪展の詳細はひとつ戻ってね、広島展はみっつ戻ってね!

 

 

 

明日から始まる1週間は過密な動き。

明後日から始まる大阪展に3日間出向き、一旦福岡に戻り次は広島県の福山展に出向くため再び新幹線にて北上。

ハードな1週間になります。

 

本日は、久しぶりのしばしのゆったりとした1日を過ごしました。

数年前から絣のハギレを集めて本日のような時間が持てた時にはちくちくと楽しんでいる。

といっても特段技術もないので、日々使うものばかりしかできないのだが。

それでも出来上がるとなんだかウキウキするのです。

今回は久留米絣が何種類か手に入ったので、あれこれちくちく。

 

 

赤でも微妙に色のトーンが違うので、組み合わせる無地の生地で随分と印象が変化する。

我が家のお客様用の煎茶のお茶碗は白磁なので、思い切りちっちゃな丸にしてみました。白と赤と緑茶の若い緑色。清涼感が目に美味しいのでは、と出来上がったら思わずにやにや。

奥は、お茶とお干菓子やちょっと甘いものセットの時のために。

 

 

こちらはお抹茶用。

渋い。どっぷり自分好み。

 

そして、中綿を厚くして周りをズレ防止のため刺し子糸でステッチ。

 

 

この絣は紳士サイズで少し広幅だったので、これからの季節の卓上用の敷物として。

紅茶のポットや、折りたたんで鉄瓶敷きにも。

土楽のお鍋敷にもよいかも。

マットを作る時は、あらかじめ手持ちの器との合わせを考えて形や大きさ、配色を決めたうえで裁断をします。

銘々盆を使うのか、平たいプレート皿の上に折敷として使うのか、塗りの盆を使うのか、カトラリーを置くスペースなどなど。

食器棚を眺めて、過去に作ったマット類を眺めて、いろんな器のパターンに対応できるよう頻度を考えて作ります。

 

手作りの醍醐味はこういった部分にあると思います。

今は素敵なものはお金を出せばたくさん溢れています。

でも、少しサイズが足りない、収納がしにくい、お店で見た時は一目惚れの色だったのに、手持ちの器にどうも合わせにくい、思わぬ障害があるのが市販品の弱点でもあります。

なので、我が家のマットは全部変則な形をしている。

だからみなさま、すぐに手縫いと見抜かれます。あはは。

加えて、テーブルマナーセッティング上ではタブーなこともきっと沢山あるのだと思う。みなさま、気づいていらっしゃるかも。冷や汗。

でも、私自身は、作る過程から十分に楽しい。

使う時はもっと楽しい。

マットという背景が変わると、食卓の上で随分と手持ちの器も雰囲気が変わるものです。

余談ですが、この豆皿たち、20歳の頃初めてクラフトギャラリーでお買い物をした時のものなのです。

豆皿展という企画に全国の作家さんが出展されていた展示会でした。

素敵な作品がすごく沢山あるのに、買える財力は乏しくて絞るのに苦労したことを今でも覚えています。

あの頃、まさか自分自身がギャラリーで作ったものを展示させて貰う立場になるなんて考えもしなかった。

 

人生は予測のつかないものです。

この豆皿たちを見る度に、未来の自分から今の自分へのメッセージが聞こえてきます。

どんなことでも楽しそうと感じたらあまり考えすぎずにまず一歩踏み出してみよう。

もっと楽しくなるかもよ。大丈夫。

 

人の手で作られたものは、飽きがこない。

どうしてだろう。

作り手の時間が含まれてモノの中で呼吸しているからなのかもしれない。

 

今夜の食事のあと、早速、使っちゃお!

明日からの起動スイッチのためにお抹茶をいっぷく。

 

いざ、参る!

 

 

 

 

 

2023.11.26

大阪個展のお知らせ!!

 

 

大阪個展のお知らせです!

 

 

 

シルバーアクセサリー

末野美由紀展

12/5(火)より11日(月)

11:00-17:00

ギャラリー芭蕉にて

5日、6日は終日在廊致します!

 

ほんとうに一年あっという間です。

今年は夏は非常に暑く、制作活動も楽ではなかったですが山とロードバイクのオンオフで気が付けば12月の恒例の大阪個展までこぎつけました。

同じ週の週末からは広島での2人展も始まります。

 

自分なりにはやれることはやったような思いです。

あとは、会場でたくさんの笑顔にお会いできますように祈るばかりです。

 

大人のクリスマス感漂うDMも気に入っております。

いつも素敵な案内に仕上げて頂きありがとうございます!

 

 

 

 

 

2023.11.18

芸術は愛なり

 

 

若い頃から音楽を聴くのは好きで、CDを少しずつ買い集めてきた。

しかし、CD自体の存在が薄くなりミニコンポもしばしばデッキが壊れて買い替えているうちに市場から明らかに減っていった。

時代の変化に添わざるを得ないと思い、好みの音質のスマートスピーカーに切り替え手持ちのCDをせっせと取り込み、且つサブスクで新しいアーティストを発見しつつダウンロードして楽しむというスタイルをしばらく続けていた。

 

しかし、実は何度となく思う不思議なことがある。

 

ああ、音楽を聴きたいな。

さっきからずっと音楽を流しているのにそんなことを思ったことがあった。

なんでこんな矛盾したことを思ったのか?

選曲し直して聴いてみる。

何かが違う。

気になり始めた小さな違和感。

ずっと引っかかっていた生活の中の音楽。

 

先月、現在のオーディオがどうなっているのか思い切って専門店を尋ねてみた。

 

 

これまでミニコンポしか持ったことのない輩でしたが、アンプとプレイヤー、ケーブルとの関係、専門店のスタッフの方の話はとても興味深く、日本メーカーの技術の世界における立ち位置や世界の音源の移り変わり、音の表現という個性こだわり。

素人の私に親切丁寧に分かりやすい説明をしてくださった話は、どれもこれも面白く刺激的だった。

音楽の話を聞いているのに、全く違う側面の世界の動きのちらっとした気付きがあったりするので、これがまた楽しい。

どの業界にも言えることだが、ひとたび足を踏み入れると本当に奥が深い。

新しい世界は無知な自分には、常に驚きとわくわくを与えてくれる。

スタッフの方が私の好きなジャンルのCDをピックアップして再生してくれた。

曲が始まった途端、

泣きそうになった。

ボーカルは正面からしか聞こえない。

楽器の配置が見えるようだった。

音は環境でこんなに違うものかと心底驚いた。

 

だから、オーディオにハマる人々がいるのか。

これは大変だ!

もう、こんな音を聴いてしまったからには。

 

で、比較して聴いてみたいスピーカーを2つに絞り取り寄せて貰うことにしてその日は一旦帰宅した。

その間、オーディオに詳しい知人にアドバイスを貰い、自分なりに下勉強をした上で、いつも聞いているCDを自宅で聴く環境と近い条件で試聴させてもらうために再び専門店を訪れた。

そうやって一目惚れならぬ、ひと聴き惚れで今月初めに我が家に設置されたオーディオ環境。

 

聞き飽きたはずのCDがまるで初めて聴く音楽なのだ。

え!この曲、ハーモニカがバックに入ってたの?

これ、ジャズバーでの録音だったのか!

聞こえてなかった音がいくつもいくつも聴こえる。

ちゃんと聴いてなかったのか、いや、聴こえてなかった。

毎日、仕事が終わると今日はどれを聴こうかと考えながら今までより早く自転車のペダルを漕ぐ。

ヨガが終わると早歩きで帰宅。

 

オペラを聴くと衣装を着て正面に立っているテノール歌手が見える劇場に座っている、映画のサントラを聴くとスクリーンの中に引き込まれ主人公になる、フラメンコギターを聴くとタブラオでステップを踏むダンサーと共にグラナダに居るし、オーケストラを聴けば私はタキシードを着て指揮棒を振っている、もう世界中を駆け巡り変身する気分。

 

ああ、今、音楽を全身で聴いている。

音楽って素晴らしい。

この世に芸術が存在すること、そしてそれを味わえることが心を深く耕してくれて満たされる気持ちになる。

生活がガラリと変わり、時間が立ち上がってくる。

芸術にはやはり世界を救う力があり佳きことと心をひとつにする力がある。

そう思えてならない。

 

芸術は愛なり。

 

この世の全ての愛の力がはたらき、争いごとが治ることを信じ願うばかりである。

 

 

2023.11.15

広島展のお知らせ!!

 

 

 

広島初デビューです。

広島県福山市にて2人展のご案内です。

 

 

シルバーアクセサリーと島縞バッグ2人展

12/9(土)-24(日)

10:00-19:00  (最終日17:00まで)

月曜は定休日となります。

ここちComfort Gallery 器にて

広島県福山市田尻町1974-1

 

初日は終日在廊致します。

 

ここちComfort Galleryさんの建物は、福山ご出身の建築家前田圭介氏の建築による建物で、木のぬくもりと開放感のあるゆったりとしたギャラリーです。

 

初めての広島での展示会。

ギャラリーは、広島でも知名度のある温泉街鞆の浦界隈。

瀬戸内の空気感とリニューアルした福山城もちょっと散策しようと展示会ついでのおまけトリップを励みにラストスパート頑張ってます!

 

ご案内欲しい方は、ご遠慮なくお知らせくださいませ。

 

 

2023.11.04

マイナスイオンチャージ

 

 

 

霜月に突入。

昨日は、しばらくぶりのライドで熊本県の菊池市へと出かけた。

今回のコースは菊池水巡りコース。

スタートは江戸時代に造られたという用水路の築地井出。

続いて赤星井出。清水水源。前川水源。

水を征服することで街は繁栄し、文明が生まれ、繁栄してゆく。

そんな歴史に触れることができました。

城下町の名残と清らかな水の流れが朝日にゆらめくのを辿りながら、今回はゆるりと30キロコース。

 

 

コースの途中、七条エリアのコスモブリッジに150万本のコスモスが満開を迎えておりました。

 

 

川越しにピンク色の絨毯さながら。

 

予報通り夏日の暑さ。

七条はメロンの産地。

途中の物産館ではメロンをカットしたものが冷凍パックになっているものを発見し、ペロリ。

お、美味しすぎる!これはいいアイデアの商品だ!

スタート地点に戻ると暑さがピークになってきた。

自転車を積み込み、車にて菊地渓谷へ涼を求めて移動。

 

 

学生時代を熊本県で過ごしたのですが、かれこれ38年ぶりの再訪。

自然の力強いエネルギーと造形ではない美に圧倒されました。

いつまでもそこに居続けたいと思わせるほどに心地よさとマイナスイオンをバシバシ浴びて、透明度がマックスの水は見ているだけで、濁った心を浄化されるようでした。

しめはライド中の汗を流すために菊池温泉へ。

さっぱりすると、茜色の空に包まれて爽やかな秋風が吹いていました。

暑かったけど、やっぱり秋なのね。

そうやってしばらくぶりのショートライド終了し帰宅。

 

 

 

 

いろんな場所を訪れる度に感じるのが、

自然は裏切らない。

そんな感想をもつこの頃です。

 

さあ、くじゅうと阿蘇麓、自然の場でのチャージを済ませたので、来月、師走のダブル展示会のために突っ走ります!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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