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2026.03.07

長崎へ

 

しばらくぶりの長崎への旅。
長崎が故郷の友人が案内してくれるということで、2日前に決定し3日間の旅へ。

 

 

 

友人が少しだけ実家に用事があるということで、その間、ひとり一眼レフを片手にぶらぶらと街を散策。

こんな旅、したかったんだよね。

 

 

 

長崎は、地盤が岩盤であるそうで地震がほぼないらしく、レンガとタイルを使った趣ある建物があちこちにある。

眼鏡橋の界隈は、立派な石積みの橋がいくつもいくつもあり、橋を渡ると驚くほどの寺や神社が密集している。何故か。

家康が長崎奉行に命じたのは、キリシタン一掃と仏教復興。

しかし、貿易を続けながらキリシタンを排除することは、かなり難しいミッション。そこでこの界隈に約40年の間にあらゆる宗派の仏教の寺を建てたそう。

中島川にかかる眼鏡橋は有名であるが、さほど長くない距離に、実は石橋が10ある。川沿いを撮影しながら不思議だった。こんなに必要?何故?

調べると、実は当時は20もあり、これは世界でもかなり稀な数だったそう。

眼鏡橋を興福寺の唐僧が中国の人々の寄付をもとにかけたことにより、中国の財閥たちが私財で橋を作りはじめ、競い合いが起こり、ついには20にもなったそう。

人間の名誉欲…の残骸が、400年後には世界の観光名所になろうとは。

 

小さな路地に入ると、数段の階段を登ったり、降りたり、専門店の粋な看板に見入ったり、最近また復活している純喫茶の様子を伺ったり、散策は飽きない。

 

 

どこか京都に似ているが、九州訛りがほっとする。

 

好物のちゃんぽんを夕食に食べたあとは、稲佐山からの夜景を見にドライブ。

 

20代の頃、会社をサボって同僚や部下たちと長崎にドライブしたことがあった。

計画的なおサボり。

この稲佐山からの夜景を見て帰宅したなあ。

部長すみません、祖母はあの時、既に亡くなって8年くらい経ってました。

長崎の稲佐山で、当時の私を知らない友人に告解。

友人は、面白がっていた。

若かったなあ。

 

稲佐山から夜景を見る方々へのライトアップ演出が隠されています。

ハートマークと星座、気付きましたか?

 

鹿児島から車で約6時間!

九州は大きいなあ。

気の合う友人との、旅は楽しい。

お誘い頂きありがとう!

 

 

 

2026.02.25

春薫るお茶の時間

 

 

 

週末には、福岡から作家活動をしている友人たちが遊びに来てくれた。

1日は、我が家でひとしきりお喋りしながら、ご飯やおやつタイム、夕刻には海へお散歩。

そして、翌日は、郷土品や工芸品店などを散策。

2人とも茶道を嗜んでいることもあり、鹿児島でも老舗のお茶屋さんに案内しました。

私は、ただ飲むだけのお抹茶ですが、お運びするときの古帛紗が以前から欲しかったので、お2人からいろんなアドバイスを受けながらあれこれ選んで盛り上がっておりました。

すると、ちょうど店内に入っていたテレビ取材のクルーに声を掛けられました。

 

 

2年前から、鹿児島県が、日本でついにナンバーワンのお茶の生産量を誇ることになったということで、入っていた取材だったようです。

インタビューに答えたから、もしかしたら、テレビに写っちゃったかも。笑。

古帛紗には、名物裂や緞子が使われていて、地色、文様、織り方などから名称がついているそう。

あれこれ迷いましたが、手持ちのお茶碗に合いそうなものを2枚選びました。

暖色系のものは、有栖川錦鳳凰紋。

有栖川錦は、鹿、馬、龍文が著名らしいですが、こちらは鳳凰文。

緞子織だそう。角度によって錦色に変化します。

 

もう一点は、糸屋裂。

千利休の門人の糸屋宗有が愛蔵したことからこの名がついたそう。

丸紋の輪宝が車輪にも見える、算崩しに輪宝文様。織り方は風通。

 

知った風なことを書いてますが、なんにも分からないので、お茶屋さんに名物裂の正しい名称や読み方、図録からの情報などを教えて貰いました。

 

 

 

未だにお稽古とは縁がなく、薄っぺらいことを形ばかり首突っ込んでおりますが、実は2人の作家の友人のおかげで生活の中で愉しむこと教わり、一気に身近なものとなりました。

大感謝です。

日々お稽古されていらっしゃる方々からは、怒られそうですが、身の程は分かっておりますので悪しからず。

古帛紗、骨董市などで素敵な生地があったら、自作してみようと思う春風薫るお茶の時。

お茶の時間は、楽しい。

ひとりでも楽しい。

 

 

 

 

2026.01.21

京都、大阪の旅

 

 

 

東京の仕事絡みの用事を済ませて、夕刻に空路大阪へ。

爆発的な観光客の増加でずっと腰がひけていた京都と大阪を廻る出張紐付けトリップ。

先月個展で訪れた際、明らかに減っている観光客、というわけで決行しました関西の旅。

正解でした!

まずは実に30年ぶりの三十三間堂へ。幸運なことに楊枝のお加持と大的大会という年間の最大行事の前行事のタイミングで、お経を唱える時間と重なりました。1001柱の千手観音の空間に響き渡るお経。

皆さん足を止め、頭を垂れて粛々とした空気に包まれていました。

 

そして、次はずっと先送りにしていた河井寛次郎記念館へ。

 

 

人間国宝を辞退した話はとても有名ですが、細部にこだわりのある暮らしが伺えて、「モノ買って帰る。自分買って帰る」の言葉が頭の中でこだましました。

 

十分に堪能して記念館を後にしましたら、京都ならではの路地裏を撮影しながら、御苑の方へぷらぷらとお散歩して大阪へ戻りました。

翌日は、大阪城へ。

毎年、大阪で個展でやってくるのに大阪城天守閣には実は未だ足を運んでいなかった。

 

 

とにかく、お濠の石垣は圧巻でした。とても人力による建物とは思えない迫力です。市民にとっても自慢のシンボリック大阪城は街のど真ん中に鎮座。夕刻には白壁が金の鯱鉾や装飾を反射し黄金色に染まる。

さすがに大阪城はいろんな国の言葉が聞こえてきました。戦国の歴史人気は、世界共通の模様。

 

 

そして、今回のメインの目的は、新春文楽観賞!

国立文楽劇場のある大阪日本橋。

とにかくめちゃくちゃ感激でした!

以前、博多座で観た三谷幸喜率いる三谷文楽がきっかけで、いつか国立文楽劇場でタイミングを計っておりました。

 

第一部であったこともあり、祝儀や舞台清めの「寿式三番叟」

能の翁の舞の美しさに、三番叟のひょうきんな動きが楽しかった。

そして、幕間で文楽弁当を食べた後、次の舞台は「摂州合邦辻」

このお話は、大どんでん返しが何度もあって、

え〜!ええ〜!ええェ〜!

思わず何度も声が出そうになりましたが、ぐいぐい引き込まれ、最後はじんときて涙出そうになりました。

義太夫と人間国宝の三味線も何度も聴きどころがあり迫力が半端なく素晴らしかったです!

 

 

古典芸能、大衆文化の花開いた街、大阪。

上方落語に寄席、漫談、新喜劇、ジャズバー

ええなあ。

楽しいことぎょうさんあるわ。

また、来よっ。

 

充実した関西紐付けトリップでした。

というわけで、今年も頑張って働きます♪

 

 

2025.12.30

お正月支度

 

 

 

 

あれよあれよという間に今年が終わる。

暑かった記憶が殆どである。

 

1年の締めくくりとしての清掃をおえて、お正月支度を少しばかり。

美しい手仕事には、神が宿る。

毎年、この時期になり松本で幸運にも手に入れることができたお神酒の口を出し、今年を顧みつつ精進を誓う。

 

活動の節目だった今年は、沢山の再会に恵まれて今ある我が身へ寄せてくださる多くの皆様の気持ちにひたすらに感謝を感じた一年だった。

 

 

来年は、裡を肥やすべく学びの一年にしたいと思う。

 

 

本日は、いつもより手をかけた好きなメニューをこしらえて、少しばかりのご馳走を詰めておせちとして愉しむ料理の下拵えをゆっくりやろうと思う。

 

 

 

2025年、たくさんの感謝を込めて。

そして、

来年も皆様のもとに抱えきれないほどの恵みが降り注ぎますように!

 

またすぐにお会いしましょう。

 

合掌。

 

 

2025.12.21

本の大人買い

 

 

 

月曜日をもちまして無事に今年の個展が全て終了致しました。

活動30周年のメモリアルな一年でしたが、今あることの有り難さをしみじみ感じております。

オーダーが終われば今年の仕事は、終わりです。

皆様、本当にありがとうございました。

 

 

閑話休題。

毎年、12月に入ると出かけた先や出張先の本屋に立ち寄ったり、いつも行かない本屋に出向いたり、Amazonで買い物かごに入ったままにしていた本をポチったりして、あれこれと買い漁ります。

これは、ここ10年くらい前からの師走月間の密かな楽しみのひとつでもあり、恒例でもあります。

この12月の本の大人買いは、実はまだ30代くらいの頃だっただろうか、年末の帰省前に立ち寄った福岡の紀伊國屋書店で見かけた光景がきっかけである。

 

当時、一冊の本を買うのにも時間がかかって選んでいた自分の前に、ひとりの男性が立ち止まった。

すでに2冊ほど手にしている。

スーツの着こなしも粋で背筋の伸びた男性は、タイトルや中をぱらぱらと拾い読みしながら、次々と選び、別な棚の方へと移動した。

どうしてあんなに早く選べるのだろう。

相変わらずだらだらと自分の本を探しながら、なんとなく男性の動きを目で追った。

あっという間に選び終わった男性は、積み上がった本を脇に抱えるようにして、颯爽とレジへと向かった。

その数は、なんと悠に10冊を超えていた。

 

衝撃的だった。

身なりと醸し出している雰囲気が、それなりの立場の方のようだということは、当時の若い自分でも感じ取れた。

選択の早さは決断の早さ、偏らないジャンルの知識、休暇の過ごし方。

多忙な人が隙間な時間をどう使っているのか、垣間見たように思えた。

 

ネットがない時代だからこその光景ではあるが、あの時の男性は自分にとってはかなりのインパクトだった。

あれから随分と時間が経ってから、師走に入るとあちこちの本屋で本を買い漁るようになった。

本屋が変わると新しい分野の本と出会える気がする。

 

欧米では、再び紙の本屋さんが増えてきているそう。

いち早くKindleが普及した異国だが、ここにきて原点回帰現象が顕著だそう。

やっぱそうでしょ。

一方、日本では本屋がどんどん減っている。

一昨年まであった、大阪なんばの本屋が2軒なくなってしまっていた。

寂しい。

本は重たいのよね。

つい、余計に買ってしまい他の買い物を次回に回す羽目になったりもする。それでも、やっぱりストーリーを追いながら紙の手触りとともにページをめくる行為とあの間がよいものだ。

日の落ちるのが早い冬にはもってこいだ。

今年は、先月からの積読状態の本も合わせると結構な冊数になった。

 

あれから、私も随分と選ぶのが早くなったかもしれない。

 

福岡在住時には、私などより随分と読書家の友人と本の交換をして簡単な感想を話すのが楽しかったが、今は、読み終わるとせっせとリュックに積めて自転車に乗ってブックオフへ。

それもちょっと寂しい。

残念なことに本を読んでも、いっこうに賢くならず、加えてすぐ忘れるようで、同じ本を何回も買ったりする、とんまなワタシです。

でも、自分が知らない世界の疑似体験を得られるのは、とてつもなく大きいと思うのです…

 

穏やかな冬休みとなりますように。

まだ、仕事残ってますけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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