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2023 August

2023.08.24

撮影会

 

 

 

先週、無事に終わりました愛知個展。

お運び頂きました皆様、暑いなか心より感謝申し上げます。

 

さて、本日は、秋以降の山口、大阪、広島での個展に向けまして個展DMの撮影会でした。

 

 

 

お客様でもあるアマチュアカメラマンと午前中から始まった撮影会。

いろんなパターンを撮影し、最終的にはどれが選ばれるのかは、企画ギャラリー側の意図、目的、カラーということで、出来上がってくるDMも楽しみのひとつなのです。

 

個人的には、こんなボケ感のあるニュアンスのあるものが好み。

それはカメラマンも同意見なのですが、あくまでも商業用の伝達すべきためのものなので、と、モニターを2人して覗き込みながらいつかカメラマンの感性に任せて、好きなように撮影してもらいたいなとこっそり思いつつ、

 

もう少し涼しくなったらロケ撮影に出かけましょう!と提案。

 

 

 

 

 

 

いつも遠くから撮影のためにお越しいただき感謝です。

 

さあ、私はと言いますと春からずっと制作三昧の日々でしたが、明後日よりしばし夏休みです。

行き先は、ずっと行きたかった琵琶湖での滞在型バカンス。

 

やっとここまで漕ぎつけて、ほっとしております。

 

働いて、休む。そして、また働く。

幸せなことです。

 

 

 

 

 

2023.08.10

雲の上で想う

 

 

 

山に登り始めてよく見るようになった空模様がある。

その空には、特別な名前がついているということを後にカメラの本で知った。

 

日の出前と日の入り前の数十分の間だけ見ることができる幻想的な色に染まる空。

マジックアワーと呼ばれているそうだ。

 

 

先日、愛知個展に向かう朝、見たマジックアワーの空。

真夏の暑さから解放される日の出寸前の早朝、スマホに収めながら思った。

ああ、山、行きたいなあ。

山が恋しい気持ちにしばし蓋をして空港へ。

 

搭乗してしばらくすると、眼下に広がる黄金色に包まれた瀬戸内海をみていると、旅の気分を思い出した。

若い頃、いろんな国へ向かう途中よく空から陸を眺め、シートポケットの航空会社オリジナルの雑誌巻末の地図と照らし合わせるのが大好きだった。

あの川のそばには街がある、今頃朝ごはんを作っているのだろうか。

長い飛行時間の間に何度も雑誌をめくる時間も旅なのだ。

時空を超えた空想の旅。

もう、今ではシートポケットの雑誌は存在しない。

Wi-fiが使えるのだから。

味気ない旅になったものだ。

 

 

機長による機内アナウンスが始まった。

四国、紀伊半島に分厚い雨雲が発生しているので、ルート変更して山陰より名古屋へ向かうので若干到着が遅れますとのこと。

 

 

しばらくすると右手にかなりの分厚い雨雲が森のようになっているのが見えた。

 

 

 

山を登り始める前は、その日が雲ひとつない空模様であって欲しいと願っていた。

しかし、ある時、山頂で気づいた。

思い違いをしていた。

 

空が美しいと感じるのは、青いからではない。

雲の存在があるからだ。

雲の定まらない形、それらが景色と相まって情緒を産むものなのだ。

景色の中に雲は存在していた方が美しさは格別である。

 

花が美しいのも、葉の存在があるから。

雨の日があるから、晴れの日が気分が良い。

秋に実りあるのも夏があるから。

とはいえ、この暑さはもう災害に等しい。

エコバックどころの認識では間に合わないレベルだ。

 

我々は便利になった時代を逆行させることはもう無理であろう。

行き着くところまでいくのが人間のサガというもの。

ある科学者が語っていたそうです。

持続化可能はあり得ない。

ただ循環するのみである。

 

と。

万物の循環。

その環の中にいる人間という生き物。

人間の都合だけで生きているのではないことを忘れてはいけない。

 

雲の上で想った。

 

 

 

 

 

 

 

 

2023.08.05

愛知個展の様子!!

 

 

 

昨夜戻りました、愛知個展の様子です!

 

 

 

先月オープンした紙縒ギャラリーさん。

植栽も素敵でこれからたくさんのお客様や作家、作品をこよりのように丁寧に丹念に繋いでくださるスペース。

 

 

サインもシンプルで素敵でした。

展示スペース内は、オーナーさんのこだわりと気配りがあちこちに愛情いっぱいにこめられていました。

 

 

お庭を眺めながらのお茶スペースは、座った目線でのお庭との距離も計算されている窓開口面積で暑さがすっかり忘れ去られる清い気に満ちていて、みなさまゆっくりとご覧頂いておりました。

 

 

 

素敵な空間に展示していただけて感謝です。

会期は13日まで、営業は木曜日から日曜日の11:00より16:00までとなっております。

 

オーナーさんは、若い頃建築にとても興味があられたらしく、木材の種類や柾目の生かし方、庭の石の使い方など、あらゆる作家さんの展示のことも考慮された可動式什器など個人的にも随分勉強になりました。

 

そしてとっても好みでしたのがこちらの化粧室の銅の照明器具。

コーナー部分でふんわりと灯り、電球が眩しすぎることもない高さで、落とす影もよいあんばいの濃さでした。

椅子や照明好きな私にはたまらない!

 

 

 

束の間の幸せな時間でした。

さあ、早速、オーダー作りに励みます!

 

 

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