2016.07.19
記憶のふるさと
やっと梅雨明けしたそうだ。
セミたちが絶好調なコーラスを早朝より聞かせてくれている。
福岡県の朝倉郡に現在もしっかり役目を果たしている三連水車がある。
実は動いているところをまだ見たことがなかったので、曇り日を狙って出かけた。
前日も雨が降ったので、緑がくっきりと目に心地よかった。
と書きながらモノクロ撮影をアップしている。
福岡県はとてもコンパクトだが、生活してゆくにはとてもちょうど良いサイズだ。流通の充実、交通の便の充実、美味しい食材も集まりやすい。
少し離れれば海も山も川もある。
旅をして思うのだが、先進国の知名度のある街はおおよそ福岡位の街の規模だ。
もう自分の人生の半分以上は福岡で過ごしている。
故郷と言っても良いかもしれない。
それでも、生まれの鹿児島は故郷として声高に公言したい。
故郷はふたつ。
そういうことにしておこう。
耳納連山に低く降りてきている雲が幻想的だった。
耳納連山は若い時分にも訪れて何度も眺めているのに、年齢を重ねると景色も違って見えるものだ。
優しく、少し物憂げな寂しさを感じる山々に思えた。
人生で生活を営む場所、そして何度も訪れる機会のある場所。
何か縁があるのかもしれない。
やはり九州は好きだ。
みなさん、故郷に帰っていますか?