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2024 May

2024.05.17

しまなみ海道デビュー!

 

 

 

ロードバイクを始めて2年。

サイクリストの聖地と言われるしまなみ海道、まだまだ実力不足であると認識ありながらもチャレンジ。

広島県尾道市から海に浮かぶ6つの島すべてに橋がかかっており、愛媛県今治市へとつながる、通称しまなみ海道。

橋だけでなく島から橋までのアクセスも言語が分からなくてもコースを辿れるブルーライン整備がされています。走行距離おおよそ80キロ弱をなんとか完走しました!

万が一のトラブルや完走出来なかった時のために、福山在住の友人に車でピックアップして貰うというプランでプレッシャー半減!

 

 

港のそばの倉庫がホテルになっているU2は地元出身の建築家の谷尻誠氏によるもの。

超クール!自転車ごと部屋に入れるそう。

午前9時向島への渡し船に自転車ごと乗り込みます。

なんとほぼ全員が異国のサイクリスト。

 

 

島を半周して次の島への橋へ向かい、また橋を降りて次の島を半周もしくは横断して次の橋へ。

島それぞれに個性があります。

 

 

瀬戸内ならではのレモン畑や柑橘の白い甘い花の香りが潮風にのって身体中を包みふわふわとハッピーな気分にしてくれます。

 

 

お昼を食べてエネルギーチャージ。あと30キロ。

しかし、ここからが正念場。

いつも50キロ過ぎると疲労がどっとでてくる。

今回はグローブも厚手のものを新調。しかし、天候が定まらずトレーニングができずにぶっつけ本番。

案の定、50キロの壁にぶつかった。

電動アシストの自転車に何度も追い越されてしまう。

太ももが痙攣しそう。

歩くのと変わらないほどのペダリング。

最後の橋、今治へと掛かる来島海峡大橋は圧巻でした。

約4キロという長いこの橋は、鳴門海峡、関門海峡と並び潮流の早さとあり難所とされていたそうだが、避けられない航路とあり橋梁計画がもちあがったという。

瀬戸大橋での海中基礎施工実績が反映され、3つの吊り橋を直線的につなぐ世界3連吊り橋が採用されたそうです。

 

 

ちなみに上の写真が橋に辿り着くまでのスロープコース。まだかまだかというくらいにぐるぐると漕ぎ続けて橋に辿り着くと絶景が待っていました!

 

 

この橋からの景色は、尾道からスタートしたサイクリストにはちょうど夕刻になるということもあり最高のご褒美絶景!実に見事でした。

高さもあり、視界の眼下には海。

不思議な感覚でした。まさに海の上を漕いでいる感覚になった。

これは車では味わえない喜びです!

 

夕方5時過ぎに目的地に到着。

これまでのライドで経験したことのない最高のしんどさでしたが、聖地と言われていること納得です。

素晴らしいコースです。

世界中から集まっていました。

 

翌日、車で同じコースを走ったのですがあっさり通過してしまい味気なさを感じたほど。

選ぶ手段で犠牲にしている味わい深さというものが確かにあると実感しました。

 

秋に今度はゆっくり限定した島をゆるポタしようと目論んでいます。

 

サポートしてくれた友人にも大感謝!

今治から前日に走った同コースを車で走りそのまま広島へ。

夕刻にはジャズヴォーカル&ピアノ女王と云われるダイアナ・クラールのコンサートを堪能して帰路へ。

ひとあし遅れのゴールデンウィークでした。

 

さあ、来月は京都福知山展。

また、頑張ります!!

 

 

 

2024.05.06

キッチンスペースで奏でる音

 

 

ずっと探していてもう7年くらい経ってしまい、とうに諦めていたものが、お世話になっているギャラリーさんのご縁で手に入った。

 

鈴竹で作られた米とぎザルである。

 

 

ご飯を土鍋で炊き始めて20年くらい経つだろうか。

火加減を覚えてからは、あまりにも美味しくてしかも短い時間でおかずが出来上がる頃に同時に炊き上がる。

随分と色んな人に勧めたものだった。

新米の時期などは、炊き上がったきらきらの真っ白なご飯を見てうっとり。そして食すと、日本人でよかったとしんみり。

そうなると、ステンレスの米とぎザルがなんだか不釣り合いな気がして、日用品としての竹製品が豊富な東北などでは、鈴竹の米とぎザルを使用されていると知り、かご専門店を見かけては探していた。

 

我が家は一合炊きの土鍋で、都度炊いているのでお櫃も小さめ。

見合ったサイズを求めていたのだが常に品切れ。

なるほど小さい米とぎザルとなるとやはり技術が必要、更にはニーズは圧倒的に二、三合用が主流。品薄な筈だ。

 

 

 

手元に届いた米とぎザルは山梨産できっちり作ってあり、網目も技術を感じた。

 

早速、米を研いでみた。

わ。なんとも米のこすれあう音がシャラシャラと小気味よくちょっとした楽器のような爽快な音。

これまで使っていた米とぎステンレスザルよりいいあんばいの深さで、米をとぐという作業がとてもやりやすい。

嬉しくて何度も洗ってしまった。

ひとつの作業が、使うものでこんなに違うのか。

古くからある道具は、きちんと用と美の調和がある。

諦めていたのもあったせいか、久しぶりに素敵なキッチン道具と出会いうきうきした。

ゴールデンウィークも本日まで。

個人的には関係なく日常を過ごしたのだが、本日は小さな寿司桶を使ってちらし寿司でも作ろうかな。

ふふ。

 

 

 

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