2016.03.24
明日の太陽
青空の下でテントを張って営業している八百屋が、我が家の食材を支えている。
新鮮な芽キャベツやしっかり詰まった小ぶりなトマト、元気のいいクレソン、丸々太ったアスパラガス、ピッカピカのいちご。
八百屋にも春満載。
なんだか野菜たちを見ているだけでウキウキするね。
明るいうちに食事の準備を始めたら、どうにもワインに合いそうなメニューになってしまった。
お祝いに頂いていた赤ワインの栓を抜くことにした。
滅多にうちでは飲まないが、ここのところずっと立て込んでいて息をつく暇がなかったし、たまにはいいっか。
夕刻近くになると、気温がぐっと落ち込む。カーテンレースを引くために部屋を移動したら、日没前の光が壁一面に射していた。
まだ、こんな時間だったのか。
こんな時間に聞く音楽は、聞き馴染みのある曲だというのに、ずいぶんと違って聞こえる。
季節がまた巡ったなあ。
今日の太陽、さようなら。
明日の太陽、絶対来てね。
3月もいよいよ終わる。