2019.04.29
小さな進歩
ゴールデンな週間に突入しておりますが、目下わたくしは来月末からの鹿児島個展に向けて必死です。
ゴールデンな週間が明けた途端にサクサクと動き出せるようにと、休み無視してもくもくと日々の予定をこなしております。
前半は、お天気がすぐれない模様。
山に誘惑されずに済むので、密かにホッとしている。
先日、丘の上に住む友人宅にしばらくぶりに遊びに出かけた。
バス停のちかくなのだがいつも自宅から歩いていくようにしている。
いつも歩いて40分近く。
福岡市の眺望も良いところなので、急な階段もあるし、坂も多い。
しかし、先日気づいたのだ。
到着まで30分。10分早く着いた。
しかも、息切れがしていた階段をあっさり登りきり、坂道も息が乱れなかった。
あれ?
思えば、最初に友人宅に行った頃はトレッキング始める前。
ひょっとして、ひょっとすると。
人間、幾つになっても訓練で進歩するものなのだなあと。
小さな進歩が嬉しかった。
そうか、友人は敢えて生活の場に訓練を盛り込んだ日常を過ごしているのかもしれない。
誰と比べるものではないが、少し前の自分にできなかったことが、できるようになる。
たとえ慣れであったとしても、苦に感じないのであれば、それは進歩と呼んでもいいのではないか。
友人宅のインターホンを押す心が、いつもより軽やかに感じた。