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Brooch

2017.03.23

 

 

 

3月も終わりが近づいてきた。

九州では、日陰は冷たいが青空の日が続いている。

朝眼が覚めると、まずベランダを開け放ち朝の空気を部屋中と身体中に取り込む。

 

 

 

 

早朝はうす曇でも2時間もしないうちに青空に雲が流れるように浮かぶ。

ベランダの椅子に座り、しばし空を眺める。

心静かな時間。

 

 

ほんじつは、お魚のような形をした雲のブローチのご紹介。

かなり大きめですがつや消し磨きなので、服と馴染みやすいです。

目玉の真珠は14ミリとかなりダイナミック。

 

ただいま、こぶりな雲の子供。

そんなイメージのブローチ制作中!

 

そろそろ暖かくなって欲しいな。

 

 

2016.12.17

 

 

コートの襟元、胸元を賑わすピンバッジたち。

 

 

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小さなものや形違いのものを集めて質感を合わせる。

単色無地でシックな色目に落ち着きがちな厚めのコートに、一輪の花を挿したような華やかさがたちこめます。

 

コートに使うブローチの金具は、ピンタックスタイルがおすすめです。

厚手の生地をしっかり刺すことができるということ、そしてコート止めという役目も狙うのであれば、着脱がしやすいものが何より。

 

この7・8年、ブローチを推奨してきましたが、じわじわと浸透してきております。

来週にはクリスマス。

コートを着て出かけるシーンが多い季節。

暖かい店内でコートを脱ぐ仕草の中にも、自分が身につけているアクセサリーを見て楽しめる瞬間があるというのは、とても嬉しいものです。

自分が直接的に見れるアクセサリーは案外少ないですからね。

ぜひ、チャレンジを!!!

 

 

 

 

2016.11.21

 

 

コートブローチ。

 

 

ブローチは、服飾歴史上ではボタンの役目を果たしていた。

ブローチの金具スタイルも様々で、クリップ式の簡易なものや、それを更に複雑化した風車タイプ。そして、タイタック式。

 

 

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付ける場所を選べる唯一のアクセサリーである。

ひとたび楽しさを知ると、装いにぐんと差をつけられる。

この頃では服地が薄くなったので、ブローチという存在が忘れさられがちですが、織のしっかりしたジャケットやコートには、ピンバッジなスタイルよりも、服地に応じた重みのあるブローチの方がよりゴージャス感が増します。

 

ネックレスがどうしても肩が凝る方や、違和感を感じる方はぜひブローチで楽しんでみることをお勧めいたします。

特に、肩のあたりや顔とどのくらい離せばしっくりくるのか、ご自身のベストポジションを掴むと、フェイストーンを上げて華やいだイメージを作ります。

ファンデーションのトーンをあげるのも悪くないですが、アクセサリーを味方にすることで、更なる広がりがあります。

 

何よりも、ブローチは、大人のインテリジェンスに富んだアクセサリーアイテム。

個人的にそんな密かな思いがあり、皆さんにチャレンジを促している次第である。

 

来月11日からの大阪であるの個展でも、沢山ブローチを準備中。

 

あと10日足らずで師走突入です。

次回あたり、今年最後の大阪展のご案内をしたいと思います!

 

本日は、トライアングル型の大ぶりなコートブローチのご紹介でした。

 

 

 

 

2016.08.22

大輪のブローチ

 

 

 

大輪の花。

 

 

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まるで銀色の紙で形取ったようなおおぶりな花のブローチ。

 

秋へと向かう装い、そしてその先にある冬の装いにサシ色となるようなブローチです。

ちょっと気の早いアクセサリーかも知れませんが、梅雨明けしてから殆ど雨の降らない福岡。さすがに夏の暑さにもちょっと飽きてきた心持ちがブローチの制作へと駆り立てたのかも。

 

先週の幻想的な赤い色した満月を見ながら、あと10日で9月へと突入するのだとはたと気がつくと同時に、夏の夜空を包む空気に深い呼吸がひとつゆっくりと溶けていった。

 

月日が経つのは、等しくとも人の心には常にせわしない。

 

 

 

 

2015.11.19

ブローチか?ペンダントか?

 

 

悩んでいる。

これをブローチにするか、ペンダントにするか。

brooch namidanamida

かなり大きめのモチーフで、ブローチになればコートの襟元をぐっと引きしめてくれそう。

 

ペンダントになれば、華やかな演出を一役になってくれそう。

 

私がなるべく気を配るようにしていることが、つけた時の重さと動きが女性の所作にどんな影響を与えるか。

である。

 

コルセットで体を締めあげていた女性のファッションが、ココ・シャネルを台頭にどんどん開放的になっていった時代。

女性は随分と楽になったことだろう。

 

私は日本人であり、日本が好きであると云うのに、恥ずかしながら自分できものを着ることができない。

成人式と短大の謝恩会以来、着たことがない。

つまり、人生で二度しか着ていない。

 

先月の個展に、渋い黒とグレーの紡ぎ風のきものをおめしになって、やって来られたお客様がいらっしゃった。

毎回、福岡個展にお見えになられるお客様である。

敢えて磨いていないと云われた銀の帯どめはかれこれ10年ほど前に作ったものだったか、きものの色といい感じにマッチングしていた。

お客様は、きものも洋服もどちらもおめしになられるのだが、洋服の時は微塵のいやらしさのない女性の香るような色気を感じさせる。

きもののときは、所作がとても美しく感じる。

会話にも知性と品性が伺われる、私の憧れの女性のイメージを持たれた大人の女性のひとりである。

 

今日は、きものにしようか。

洋服にしようか。

 

選べる装いはさぞ、楽しいことだろう。

 

ブローチになるべきか、ペンダントになるべきか。

こちらについては、どちらのバージョンも作ってしまおうかということで納まりそうである。

 

 

 

 

 

 

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