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Bangle & Bracelet

2022.11.20

 

 

 

グラスブレスレット。

 

このブレスレットは、駆け出しの頃の作品なのだが私にとっては縁起のよい作品である。

 

 

初めて主催した個展の折にこのブレスレットをお買い上げ頂いたお客様が、身につけてひいきにしていらっしゃるお洋服屋さんを訪れて試着室から出て全身鏡をご覧になられていたら、突然知らない女性から声を掛けられたらしい。

声を掛けた女性はにこにこしながら

「私もそのブレスレット持っています。

今日はこれをしていますが」と胸元のペンダントを指差したという。

出かけた先でアクセサリー繋がりで知らない方とお話ししましたと嬉しいお話を聞かせて下さいました。

 

他にも別なお客様が身につけていたことで新しいお客様をご紹介頂いたり、このブレスレットがご縁で雑誌の取材を受けたり、さらにはアクセサリー好きな陶芸家の友人が、ご自身の個展で身につけていたら個展先のギャラリーオーナーさんの目に留まったことがご縁で私もそのギャラリーさんで個展をさせて頂くことになったり。

 

とにかく、私にとってはさまざまな縁を運んでくれるアクセサリーなのです。

 

モチーフは、ジョン・レノンのような。

ル・コルビジェのような。

レオナール・フジタのような。

 

身につけると手を動かすたびに袖口からキョロリとメガネが表れる。

 

初心に戻って暫くぶりに作ってみました。

 

来月6日から今年最後の個展です。

 

実はまさしく先にお話しした陶芸家からご縁を頂いた、グラスブレスレットがご縁繋ぎとなった大阪河内長野市のギャラリー芭蕉さんでの個展です。

長いお付き合いをさせて頂いておりますこと、改めて感謝でいっぱいです。

 

 

ラストスパート制作頑張っております!

個展詳細は、次回informationにて詳細ご案内致します!

 

 

 

2022.05.23

 

 

初夏にふさわしいブレスレットを作ってみました。

 

 

 

 

広幅で磨きもミラー仕上げ。

 

リネンのワイドパンツにワンピース。

ロングシャツのまくった袖口に活発にのぞくワイドブレスレット。

 

こなれた大人感が一気にアップします。

案外、大ぶりなブレスレットをお探しの方いらっしゃるのですが、なかなかあと一歩が踏み出せないというお話しを耳にします。

今年の夏は、ぜひチャレンジしてみてください。

 

ぐっといつもの初夏のスタイルが変化しますので!

 

 

 

 

2022.02.12

 

 

 

 

 

時計のベルトをイメージした少し男性っぽさを兼ねた量感のあるブレスレット。

 

 

 

モノにはある程度の重さというものがあった方がよいと常々感じている。

人はモノを見た瞬間、触れる以前に重さというものをある程度予測し感じとっている。

そして初めて手に取って感じとる重さというものが、モノと非常にしっくりきてバランスが取れていると感じる時は、ますますもってモノへの興味が増す。

 

形や機能は気に入っていても持ってみた重さというものがどこか違和感を感じて落ち着かない時は、例え購入をしなくてもなぜこんなに重いのか軽いのかをそれとなくお店の方に尋ねてみるようにしている。

 

その答えは、モノの成り立ちや作り、素材、こだわり、使用目的、自分が気づかなかった新しい視点を教えて貰えるきっかけとなる。

時には、ニーズがどこにあるのか、何を求められているのかを知ることもあるので、例え全く分野が違っていてもモノ作りの端くれとしては学びを得られることが多い。

少し脱線するが、それが個人的にネットショッピングを楽しめない所以でもある。

 

アクセサリーは身につけて過ごすもの。

女性の動きや装い、どんなシーンにそれをつけているのか、どんな頻度で使うだろうか、身につけている時間、極力ストレスフリーに近づけるようデザインとバランスをとること。

そういった意味では重さということへの配慮は、作り始めた時から大切にしていた部分でもある。

 

ブレスレットはつけ方に個人差が大きいアイテムだと思います。

私はどちらかというと、落ち感の少ないものが好み。

 

ユニセックスな量感と重さ、デザイン。

まるで時計をしているような感覚のブレスレットに仕上げてみました。

 

ウオッチベルトブレスレット。

久しぶりに自分仕様を作ろうかと思っているところである。

 

 

手元のアクセサリーは、やはり楽しい。

 

 

 

 

2022.01.08

2022年始動!!

 

 

2022年が始動して1週間が過ぎました。

ご挨拶がこちらのページでは遅れてしまいました。

 

今年も、ひとつひとつの作品に気持ちを込めて作り、

ひとつひとつの個展を大切に、

そしてひとつひとつの出会いの時を味わいながら進んでゆきたいと思います。

 

 

 

 

先日、ふと気づいたのですが梅の花の蕾が膨らみ始めている姿を目にしました。

そして、今年初のトレッキングでは、可愛らしい野鳥の美しい鳴き声を耳にし、冬至も過ぎて寒さの中にも日増しに春の近づく気配を感じられるようになってきます。

今年初の作品紹介は、新春にふさわしい作品で希望を込めた作品でスタート。

芽吹きの躍動をイメージしたブルーミングリングと

コーディネートしたバングルは、星空バングルとカフバングル。

 

たくさんの笑顔にあちらこちらで出会えることを願っています!

また1年、どうぞ宜しくお付き合いくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021.09.04

 

 

 

 

キモノブレスレット。

手の甲を包むような大人ブレスレット。

 

 

 

 

日の入りも早くなり、空の様子もどことなく秋を迎え入れる顔つきになり、日陰では運ばれてくる風に落ち着きを感じるようになった。

 

そうよね。

9月だものね。

 

日々変わらず装身具を作っておりますが、手を動かすことがざわつく心を落ち着かせてくれて無心になれるので、私にとってこの仕事はこんな状況の中、本当に感謝ひとしおである。

 

制作している時間もひとりなので、ときに人恋しくなることもありますが、

組織の一員として働く人間よりは、世の中の変化を汲み取らずにこれまでとさほど変わらない生活をしているのかもしれない。

 

誰かの言葉にあった。

 

何かが起こったとき、どうふるまうか。

それこそが人に与えられている自由である。

 

何かができなくなったことが不自由なのではない。

その環境の中でどうふるまうかという自由は充分与えられているのだ、と。

 

私たちは今、そんな時間の中を其々に生きているのだと思う。

 

 

キモノは着ないが、憧れはある。

そんな思いからキモノブレスレットのご紹介でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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