2016.11.21
コートブローチ。
ブローチは、服飾歴史上ではボタンの役目を果たしていた。
ブローチの金具スタイルも様々で、クリップ式の簡易なものや、それを更に複雑化した風車タイプ。そして、タイタック式。
付ける場所を選べる唯一のアクセサリーである。
ひとたび楽しさを知ると、装いにぐんと差をつけられる。
この頃では服地が薄くなったので、ブローチという存在が忘れさられがちですが、織のしっかりしたジャケットやコートには、ピンバッジなスタイルよりも、服地に応じた重みのあるブローチの方がよりゴージャス感が増します。
ネックレスがどうしても肩が凝る方や、違和感を感じる方はぜひブローチで楽しんでみることをお勧めいたします。
特に、肩のあたりや顔とどのくらい離せばしっくりくるのか、ご自身のベストポジションを掴むと、フェイストーンを上げて華やいだイメージを作ります。
ファンデーションのトーンをあげるのも悪くないですが、アクセサリーを味方にすることで、更なる広がりがあります。
何よりも、ブローチは、大人のインテリジェンスに富んだアクセサリーアイテム。
個人的にそんな密かな思いがあり、皆さんにチャレンジを促している次第である。
来月11日からの大阪であるの個展でも、沢山ブローチを準備中。
あと10日足らずで師走突入です。
次回あたり、今年最後の大阪展のご案内をしたいと思います!
本日は、トライアングル型の大ぶりなコートブローチのご紹介でした。