2020.03.02
弥生の日に
どんよりな天気がやけに多い気がする2020年。
月も変わり弥生となった本日は、久しぶりに青空が広がっている。
青空や太陽は希望を感じる。まあ、そう感じるのもどんよりな天気があるからであるわけだが、やはり文句なしに気分が良いのは否めない。
先週訪れた山では、氷が溶け春が蠢き始めてる気配を感じることができた。
パートドヴェールのガラスアートを見ているようだった。
このまま額装して壁に掛けたい。
そんな気分になった。
路地裏を歩くと、植物も確かな春の到来を告げ始めている。
格好よしな枝振りに咲く梅や桃。
甘やかな香りを漂わせる銀木犀を、ご近所の庭先に見かけることもある。
植物は、おおよその場合、人の心を穏やかにさせてくれる。
これからの季節に咲く花で好きなものは、木蓮だ。
白も素敵だが、シンボルツリーのようにして咲く独特のあの赤紫色の木蓮のあるおうちを見かけると立ち止まらずにはいられない。
木に咲く花。
やはり渋いです。
木蓮を植栽に選んだおうちに住う方は、いったいどんな人なんだろう。
いつもそんなことを思ってしまう。
少しずつ気温も上がり、青空を見る日が増えてくるのを心待ちにしている日々である。