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2016.06.23

 

 

 

 

 

昨日のまとまった雨で一気に梅雨な気分になったが、本日より今年上半期最後の個展のため、山口県へ。

山口県は福岡のお隣県とはいえ、伺うのはほぼ広島寄りだ。

 

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じめった気分を払拭するようなたくさんの出会いとワクワクがありますように!

とても明るく、人生を謳歌している方々の多いドログリーさんに集まるお客様方に1年ぶりにお会いできるのを楽しみに、今から新幹線に乗りたいと思います。

では、行って参ります!!

 

 

 

 

 

2016.06.13

 

 

 

ベビースプーンのご依頼が続いております。

おめでたいことにかかわれて何よりです!

 

さくら

 

咲良ちゃん。

さくらちゃんと読むということで、音だけでまず連想させる桜の花からデザインソースにさせていただきました。

刻印も舞い上がる桜の花びらのように

柄の部分に散りばめました。

 

しとやかな女性のように優しく流れるラインでまとめて、将来的にもテーブルの上への出番が多く、時にはメモリアルな話題となるような思いを込めて作りました。

 

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個人的な意見だが、テーブルの上の小物は、ファッションにおいてのアクセサリーと同じ考え方を持っておりまして、いつもの食器やカップをぐんと表情を変える力を持ってるように思います。

ないがしろにできないし、人の気持ちを上げるものだと思っている。

それが大切な人と囲むテーブルであればなおのこと。

 

素敵なシルエットのカトラリー。

色合いや風合いの素敵なティーマット。

お花がより美しく見える一輪挿し。

優しい光を放つキャンドルホルダー。

 

ベビースプーンも最終的にはそんな役割を果たして頂けたらという意識を持ちながら、いつもデザインしてます。

 

銀食器のよさは磨きながら使用し、日々愛着を注ぎ、育むことができる。ではないだろうか。銀食器というよりは、銀という素材のよさだと思っている。アクセサリーもそうですが、特別な日に使うこともよいですが、私は日常で気分良く使っていただけることの方がとっても嬉しいです。

と、余談になりましたが。

どうぞ、咲良ちゃんのもとに沢山の幸せが降り注ぎますように。

 

さてさて、月末には山口県の個展です。

詳細は次回、インフォメーションにて!!

今週が制作ラストスパートなので、アップがじんわりと遅れ気味になっておりまして恐縮です。

 

 

 

 

2016.06.04

 

 

 

先日、お客様、そして個人的にも交流のある方のご自宅にお伺いしたら、グレーのざくっとしたセーターに白い動きやすそうな細身のパンツで、お迎えして下さった。

ふわふわのショートカットの耳元からシンプルな細いピアスがのぞいていて、おいしい紅茶とお菓子をセットにして一人用のお盆に乗せてお出しして下さった手元には、大玉のパールのリングと重ね使いでリングをしていた。

 

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私が伺うことをお気遣い頂いたようで、どちらも私の作ったものを身に着けて下さっていた。

いつもお忙しい方で、きりっとしたファッションしか拝見したことがなかったのだが、ご自宅ということもあってか表情も柔和に見えた。

 

自宅にいるときも、少し装う意識を残して日常を過ごすことは、大切だな。と思った。

 

これから突入するうっとうしい雨の季節。

出かけるのもおっくうになってしまう。

この季節にはなんとなく予定も入れたくなくなり、ついゆるみがちなまるで構っていないような装いになる。

こういう時にこそ、パールのピアスや日常使いのできるペンダントがぐっと気持ちを上げてくれる。

 

そんなシーンでも積極的に選ばれるものを作ってみた。

 

迷子になったバレリーナシューズ。

な、ペンダント。単独使いでもそれなりの存在があり長さも50センチほどで、重ね使いにケンカしない程度のトップの大きさです。

ちょっと、女子なモチーフですよね。

どうやらそんなときも、ある。ようだ。

 

 

 

2016.05.27

 

ハッピーベビー!

ここのところ、出産のお祝いにベビースプーンのご依頼をよく承るようになりました。

 

niko spoon

 

 

スプーンを持ち慣れない小さな頃には、持ち手の穴の中に指を通してしっかり持てるように。

そして、実際に大人になっても使えるような長さで、壁に飾るのこともあるかも。そんなことを意識して作ってみました。

 

niko pacage

 

女の子で、名前は仁心ちゃん。

にこちゃんと読むそうです。

この頃は読み方を確認しないと、なかなか読めない洒落たお名前のお子さんが多いですね。

 

仁の心。

透き通るような心で幸せをいっぱい掴んでください!!

 

 

 

dolls pierce and pendant

 

 

 

 

休日中にふっとまとまったお人形の形をしたセミロングペンダント。

出来上がるとなかなか気に入った。ほどよく大ぶりでモチーフの題材にしては甘くない。

なんとも13ミリ強というパールが効いています。

 

doll p

 

 

揃いのモチーフでピアスを作ったら華やかな感じだろう。ということで翌日にはゆらゆらと大きく揺れるピアスも作ってみた。

 

 

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大ぶりで揺れるピアスは、旅先で見かけた思い出すシーンがある。

この仕事を本格的にやろうと心に決めて、まず訪れたのはミラノだった。

もう20年以上前になる。

 

その時、足を伸ばして訪れたのは避暑地イタリアのコモ湖。

船着場のバルでキリッキリッに冷えたスパイシービアンコを飲みながら船が着くのを待つことにした。

前方に賑やかなイタリア人3人組が盛り上がっている。

イタリア人はどこでも盛り上がっているし、できあがっている。

真実のほどはさておき、そのように見えるし、聞こえるのだ。

そばかすだらけのこんがりと焼けた女性が、素足に皮のサンダル、ワンピースというスタイルで大きなサングラスを頭にさして、陽気に2人の男性と身振り手振りで話していた。

絶え間ないおしゃべりの合間をぬって、レモンチェッロのオーダーもしっかり済ませていた。

 

女性の大胆に開いた胸元にはノーアクセサリー。

焼けた素肌に星空のようなそばかすが、不思議と素敵に見えた瞬間だった。美白美白と日本では冬さながらの紫外線対策。ヨーロッパでは日傘なんて売ってもないし、さしてる人もいない。たまに見かけるのは、日本人観光客だった。

新しい美観を発見した。

そして、耳たぶがちぎれんばかりのゆらゆらと揺れる大ぶりなピアスと、グラスを持ち上げる手元には大きなバングル。

 

こんな女性像が、自分の作るアクセサリーのミューズだ。

 

私の中に鐘が轟いた。

 

それから15年後、今より6年前。再びミラノを訪れてみた。

しかし、鐘の音は聞こえなかった。そして、スイスジュネーブへと足を伸ばし、鐘の音が鳴り響くのを聞いた。

旅では、そういう自分と向き合う時間。少しずつ変化していく自分と対峙する時間。

その後、私の旅は、オランダ、ベルギー、ドイツへと鐘の音を求めたジプシー型だ。

というわけで、来週からしばらくぶりのバカンスも兼ねた旅へ出ますので、ブログはお休みです。

今回はオーストリア。ヨーロッパでも最も多くの国に隣接しているオーストリアは、ジプシー型の私にはたまらない。時間が許せばブダペストへ。

私の中に新しい鐘の音が鳴り響かんことを願って。

 

 

 

 

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