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2017.08.04

一日一花

 

 

 

今日はどのお花にしようかな。

 

 

 

 

 

 

行きつけのお花屋さんでは、まずひととおり店内を眺めてから、今日はこの花を是非買いたいというお花を一輪決める。

そこから組み合わせる花や枝ものなどを店主と雑談しながら、決めてゆく。

今日は、どれにするとね⁈

店主の可愛らしい博多弁と、にっこにこの笑顔もお気に入りだ。

 

今週は、可憐に咲き、慎ましい蕾たちが幾つもついたテッセンに即決。

合わせたブラックベリーがじわじわと色づき、渋めの空気感が漂っています。

 

 

 

 

テッセンの花を見た瞬間、川瀬敏郎氏の「一日一花」が頭の中にチラついた。

仕事が煮詰まって空回りしてるなと自覚して流れを一度止めたい時、家事が終わりひとやすみの時、早朝、いつもより少し時間が確保できて仕事に入る前に、いろんな状況の時に何度となく眺める写真集。

頭の中に静と無と白のスペースを作る。

そんな一冊である。

 

お気に入りの椅子のサイドテーブルに出しっぱなしにしている。

 

枝が伸びる線の先をゆったりと見たり、虫食いの葉っぱをじろじろ見たり、花器をしみじみと眺めたり、花の名前の漢字と呼び名を照らし合わせたり、花と枝の空間をじっくり見つめたり。

何度も見ているが、このページはよく見ていなかったかも。

毎回、そんな風に思ってしまう。

366日分の花の写真集だが飽きない。

 

 

 

花瓶の中の花も、毎日表情を変えてゆきます。

一日一花。

 

今日も暑かったけど、よい一日でした。

 

 

 

 

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