2022.02.28
京都福知山の個展のご案内はひとつ戻ってね!!
2月が終わった。
3月は世の中が一気に動くので流通も乱れがち、想定外のことが起きることも含みつつ早めに個展の準備を済ませた。
仕事がひと段落したら行こうと計画していたショートライド。
今回は、遠賀川沿いの飯塚直方サイクリングロード。
バイクに乗り始めてから2年。
感染者が世界中に激増した2年前、メンタルがゼロベースになる手段としてクロスバイクがとても私の中で役立った。
少しずつ距離やコースにチャレンジする中、何台も走り去るロードバイクの本物のサイクリスト。
なぜ、あんなに軽々と走り去ってゆくのか。
私の走りはまるで実験かごの中のハツカネズミのよう。
ギアを重くしてもかなわない。
YouTubeや投稿記事などを読みながら色んな事が分かり始めた頃、偶然、くじゅうの平治岳山頂で知り合ったご夫婦がロードバイクで100キロコースをあちこち走るという話を聞いた。
なんと奥様は始めたのが59歳で、今、乗り始めて10年だと聞き山頂で絶叫した。
それから自分の中でスイッチが点灯した。
ロードバイクはおっかなさそうだからいいや。
と思っていたが、クロスバイクとは全く違う乗り物らしく気持ちよさそうに走り去るロードバイクに乗ってみたいとこっそり思い始めていたそのスイッチが点滅し始めた。
とはいえ、敷居の高いロードバイク。
ずっと迷いがあった。
そんな中サイクリストのブログ記事で読んだ忘れられない言葉に出会った。
ロードバイクは、まさに氷の上を滑るような走りです。
そう!
いかにもそう見える!
体験したい!
鐘が鳴った。
それからあちこちのバイクショップに行きやっと見つけた自分の目的に合ったバイク。
しかし、このご時世で工場ストップの影響で世界中品薄で、半年から1年くらい入荷待ちになるかもということで、店内はどこも品薄の展示になっていた。
待つ事4ヶ月。
ついに。
そして、まさかのロードバイク。
私が乗るとは…
誰よりも驚いています。
人生予測できないものです。
ショートライド行ってきました。
もお、びっくりです。
全く別な乗り物です!
確かに氷の上を滑るように走りました!
感触としては、ぬぅーっと走り出し、すぅーっと進むものです。
このまま家まで帰れるかも、そんな気がしました。
サイクリストがあれだけの長距離を走ることがすこーしだけ理解できました。
ロードバイクはハンドルポジションも違うので、ものすごく走りに集中できて雑念が消えてゆくのだと思うのです。
それは、心を白、もしくはクリアにする力があるように感じました。
なるほど。
これは年齢を問わずハマるわけだ。
今から少しずつ学ばなければいけない事がある。
運動力学的なことも知るとなかなかに深く面白そうなのです。
どんなこともドアをノックして足を踏み入れると、今まで見たことのない景色を見れるものですね。
心の中で点灯するスイッチ。
目をつぶらずに少し意識を向けてみることをぜひおすすめしたい。
なぜなら。
今日があなたにとって一番若い日だから。
山頂で出会った奥様に改めて感謝したいと思います。