2016.02.02
休日の匂い
週末は、一週前の週末の気温より10度以上も上がり、久しぶりの快晴だった。
友人と久しぶりにドライブに出かけた。
向かった先は、今ではすっかり全国的に知名度のあがった、福岡の糸島半島。
実に20年以上ぶりに訪れた二見ケ浦海水浴場には、ずいぶんとカフェが軒を連ねてありずいぶんと様変わりしていた。
サラリーマンの頃、毎週のようにこの海や極寒の山にと大勢でキャンプに出かけていたのを思い出した。
今日はイベントでもやっているのだろうか?海沿いにはものすごい車が止まっている。
違う。
いい波が来てるんだ!!
止まっている車は、アウトドア系の車か四駆ばかり。
続々とやってくるは、黒いウエアに身を包みボードを抱えた、おなか周りに貫禄のある大人。
頭髪の色が白い、若しくはやや寂し気な大人。
大人の男性ばかり。
しかも、車から降りると小走りに海へと向かっている。
そういえば、海水浴場に来る途中のドライブコースも、オープンカーでかっ飛ばしていたのも、白髪交じりの大人だった。
小走りに海へと向かうもうひとつの姿を撮影しながら思う。
お外で遊ぶのは、もはやちっちゃな子供か大人たちだけのようだ。
日曜の落日を目にする頃、誰かが決まってつぶやいていた。
明日からまた一週間仕事だ。
そうだね。
誰かが静かに答える。
その言葉を合図に、休日から明日への現実へとスイッチが切り替わる準備を整えていった。
今は、雇われの身ではないが、
落日には、そんな休日の匂いが今でもかすかに香る気がする。
みなさん、お外で遊びましょう。
お外には、幸せがいっぱいありますよ!
明日から京都。
私も、九州を離れ、お外で仕事です。