2019.02.19
2019.02.06
カケラペンダント。
新しい年になったので書類を整理していたら、過去の作品写真ファイルが出てきた。
当時は画素数を誇るデジカメを早くに購入し、結構活用していたのが伺われた。
しっかし、今のデジタル写真なるものは劇的にグレードが上がったな。そんなことを思いながらパラパラとめくってみる。
へー、なるほどね。
20年近い過去の自分の作った写真に遭遇。
照れくさいような妙な気分だったが、自分でもすっかり忘れていたが、そうそう、確かに作った。
あ!これはロサンゼルスで仕入れたチェーンだった。
このシェルパーツはニューヨークだったか。
当時はなかなか欲しい資材が手に入れられなくて、あちこち探し回っていたな。
回想。
というわけで、カケラペンダント。
も一度作ってみたわけです。
また20年後に回想し、今の作品たちを作る。
そんな作業もなかなかに面白いかもしれぬ。
2019.02.01
イヤリングとピンバッジを一緒に撮影しておりますが、
今回ご紹介したいのは、ピンバッジの方です。
実はこのピンバッジは、もともとこのイヤリングのデザインでした。
シーソーをイメージした使いやすくてちょっと華やかさもあるイヤリングのためにデザインされたものでした。
お求め頂いたお客様はたいそうお気に召してくださっていて、10年以上前にお求めでしたが、片方を落としてしまったとのこと。
真珠は同じ色を探すのはなかなか難しく、デザインが同じで真珠の色を変えて新たにイヤリングを作り、そして残ったイヤリングを職場でも使えそうなアイテムに仕様変更となりました。
ジャケットを必ず着用されるお仕事ということで、職業柄、少し控えめがよいとのことで、お客様の柔らかくにこやかなイメージと、10ミリあるオレンジピンクの照りの綺麗な真珠の持ち味を、極力消さないようにとデザイン考案。
ひよこがピヨっと羽を出して誕生してくるイメージにしました。
イヤリングは特に冬になると落としやすいもの。
首元のマフラーを外す時や、コートを脱いで着席する時、試着室でなくすことも考えられます。
私は、片方が無くなったイヤリングや、落としたアクセサリーというものは、身につけている方の身を守るために、身代わりになったものだと考えるようにしている。
無くされたお客様も全国を飛び回る多忙さなので、きっとふりかかりそうになった何かの、身代わりになってくれたのではないか、そんな話をしましたところ、
確かに十分すぎるくらいつけさせて貰ったからそんな役目までして貰ったと思えば、無くなったものへの執着よりは新しく生まれ変わったピンバッジをまた十分楽しませてもらおう、そんな気持ちにあるわ。
そして、こう続けて下さった。
店舗で購入したものは、こんなケースの時、案外、買ったお店が撤退していたり、どこかに移転してしまっていたりして、でもだからと言って即片方を捨てる気にはなれなくて、アクセサリーボックスの中に片方だけが眠り続けるのよね。
そして、それを見る度に無くしてしまった無念さや執着が蘇るのよね、あの感覚もあまり気持ちよくはないわね。
だから作り手が分かっているものは、こうやって相談が出来る。
これは、本当に有難いです。
そんなお話を聞いて、私は、作り手冥利につきる喜びで満面の笑みになってしまいました。
作り手にとって、愛着を持って使って頂けること以上の喜びはない。
たとえそれが目に見えてなくても、とても嬉しいものなのです。
2019.01.24
おっと、気がつけば新作アップが遅くなっておりまして、びっくり。
大変失礼致しました。
決してさぼっているわけではないのだが、ここのところ個人のお客様のオーダーを制作しておりましたら、新作の撮影自体が遅くなってしまっていた次第です。
以前から気になっていたちょっと私好みな形のトルコ石を幾つか仕入れた。
石は鉱物の息吹を残したものが好みなのです。
ごつごつといびつな形と色が気に入りました。
ひとつめは真珠とのコンビネーションで、どんな方にもお似合いになるだろうスタイルでリングに仕立ててみました。
シンデレラリングです。
このリングのサイズがピッタリ合う方は、どこのどなたなのだろうかとイメージするだけで、わくわくしております。
ちょっと写真がうまく撮れていなくて申し訳ないですが、実物は指にはめると程よい大きさです。真珠が10ミリ強ですのでトルコ石の大きさなんとなくつかんでもらえるかな。
週末は一気に寒くなる模様、制作にこもるにはちょうど良いかも。
インフルエンザが猛威をふるってます、皆様寒中お見舞い申し上げます。
2019.01.16
あっという間に今月も半月過ぎまして。
来月中旬の個展の準備を地味にやっておりましたら、ブログアップが遅くなっておりました。
本日は、ベルをイメージした軽めのペンダントをご紹介です。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、ドームと三角ドームでパールの色も形も若干違います。
個人的には、澄んだソプラノ歌手の声のような高音のベルよりも少し鈍いくらいの音のベルが好きだ。
羊飼いのベルの音や牛追いのような乾いた風に乗って広がてゆくカラコロした音。
お寺の鐘の音や教会の鐘の音も宗教とは関係なく心が落ち着く。
目の前で鳴る音よりも風に運ばれてくるような音が好き。
そんなわけで本日は、
音の鳴らないベルペンダント。
をご紹介致しました。