2017.04.17
ここのところ、翔ぶことがテーマになっているものが多いかもしれない。
鳥の巣の中に希望という命あり。
そんなイメージのリング。
実はこのリング、定期的に同じデザインソースで作っているものだ。
駆け出しの頃、そして、今から8年前。
今回で3回目だ
残念ながら、過去の画像は壊れたパソコンの中にあり引き出せない。
同じデザインソースのものを今のフィーリング作ると、過去と何が変化しているのか客観的に知りたい。
且つ、どれくらいの時間を要して、全体をまとめられるか。
そんな目的もある。
毎回、一点だけ作っている。
答えはいつも自分の中にある。
賢者たちが表現するこの言葉。
個人的には、答えまで到達できず、開眼するような思いは経験できないが、自分の中に潜り込みそこにあるものたちを引きずり出すことで、さまざまな感情と出会う。
いつもの寝具にくるまれているような安堵感であったり、うごめく挑戦への温度を感じたり、変調の兆しであったり、毎回、完成するまでの時間の間に答えのたまごなるものを捕まえて這い出す。
デザインは、生き物だ。
取引先のオーナーがよく口にされるとても感慨深い言葉が、ふと頭の中をよぎる。
潜り込んだそこが虚空でないことの確認は、
鳥の巣の中に希望という命あり。
私にとってまさにこのリングそのものだ。
3度目の今回、そのように思った。
これが、賢者のいう答えなのかもしれない。