2016.09.08
妃。
をイメージしたチョーカーネックレス。
銀の面がしっかりとってあるが、優しいトーンの磨き仕上げにまとめているので、全体像を見るよりは身につけて身体に乗せた方が、より女性らしいネックレスです。
この作品は私が作るアクセサリーのなかでは、出来上がるまで日数を要する方である。
とはいえ、時計宝飾の世界に比べればなんてことはないのだが。
着想のヒントは、映画 「グラディエーター」であった。
若い頃から、映画は好きで世の中に表れたレンタルビデオ屋さんという存在に当時どれだけ手を合わせたことか。
異国の文化歴史、食習慣、ファッション、インテリア、音楽、映像、世の中の成り立ち、知らない業界の仕組み、道徳心に訴えかけられたり、当たり前と思っていたことに対する深刻なテーマをふっと投げかけられたり、ちょっとだけ英語の言い回しも記憶できたりしてた。
吸収できることが多すぎて、五感総動員のフル稼動。
娯楽が増えた今は、本当に映画館も閑散としている。
いわゆるプロパー価格でしか放映しない映画館で、ほぼ満席近い動員というこの頃では実に珍しい光景に遭遇した。
渋みを増したロバートレッドフォード主演の「ニュースの真実」。
しかし、自分より年長者の方々が8割を占めていた。
どして?
日曜だったというのに。
映画という娯楽はもう地味なのかしら?