2020.05.03
2月に訪れた雪山は、近年しばらくぶりに感激する自然との出会いでした。
何度も登ったコースだというのに、いつもと全く違うまるでお菓子の国に迷い込んだような世界にうっとりとした。
人は、目だけで行動をしていると、見ているものに随分と想像力を奪われているものだと思った。
目と体、頭、全体をバランス好く連動させて生きることで世界はガラッと変わるのだと確信した。
そこに心を常に働かせること、これはクリエイティブな仕事をしている人間の絶対的に重要なことだと思う。
あの感激を少しでも形に残しておこうと出来上がったのが樹氷をイメージしたブローチ。
あまりひとつの作品にパールをたくさんセッティングすることは無いのだが、できあがるとなかなか個人的に気に入りました。
ブローチのデザインによっては、場所や向きが割に制限のないものとそうでないものがあります。
この樹氷ブローチ、正統派使いになるかなと思っていたのですが、案外どんなスタイルにもいけそうです。
あの時、お菓子の国に迷い込んだような気持ちになったのを留めておきたくて、手を動かし始めて出来上がったブローチ。
絵本の中に出てきたような懐かしい大木に、ちょんちょんちょんと雪の精達が腰掛けて笑っている。
そんな感じに見えたら嬉しいです。
自分仕様も作ろうかとただいま思案中です。
本日は、ちょっとタイムラグなモチーフ。
樹氷のブローチのご紹介でした。