2025.08.16
モーニングキッチンタイム
東の空が少しずつオレンジ色に染まり始める。
窓を開け放つと夏が終わり始める準備をしている、そんな風がさわさわと部屋に入ってくる。
昨夜は、暫くぶりに夢中になる本に出会い随分と夜更かしをした。
いつもより遅い起床。
食欲ないけどな、と思いながらキッチンの出窓を開ける。
我が家のキッチンは北向きで、窓を開けるとお隣の綺麗なお花や植栽たちを、清々しい借景として毎朝楽しませて貰っている。
鉄瓶がシュンシュンと音をたて始める。
朝陽の光がじわじわと入ってきてほんわかと心が温まってくる。
先ほどまで食欲ないと感じていたのに、急にお腹が空いてくるのだ。
朝陽を感じながら朝食の準備をできることが、こんなにも豊かな気持ちになるなんてこの家に住むまで体験したことがなかった。
ここに越してから我が家に遊びに来る親しい友人達は、気兼ねなくこのキッチンにやってきて洗い物やお茶の準備を積極的によく手伝ってくれる。
決してモダンなキッチンではないのだが、少しばかり自分流の細工をしているせいだろうか、居心地がよいと言ってくれる。
女性は他所さんのキッチンの使い方がとても参考になるもので、私もお泊まりさせて貰うとついつい食器棚を見せて貰ったり、収納の工夫などをあれこれ尋ねたり。
レシピを教えて貰ったり。
盛り付けやお皿使いのテクも学習して帰ったり。
制作で疲れた時や肩こりや頭痛がひどい時は、キッチンに立ち何品か作っていると大半は元気になっているものだ。
さあ、今朝は何を食べようかな。
ふと、小ぶりのりんごが目に入った。
今日は、フルーツメインの朝食にしよう。

とっておきの元気チャージのあのガラスの器を使っちゃおう!

ジャーマンイエローと勝手に名付けている一目惚れした吹きガラスの平皿。
作り手の方は神奈川のご出身だそう。後に知ったのですがやはりヨーロッパで修行をされたそうで、名付けもあながち的外れではなかったのだと納得。
この青みの入った黄色はなかなかこちらでは見ない色ですよね。
赤い小ぶりのりんごと葡萄たちをジャーマンイエローのガラスに。
そしてヨーグルトの中で柔らかくなったドライいちじくに、はちみつをワンプッシュ、木製のエッグスタンドにゆで卵、グリッシーニとカフェオレ。
いつも和食の朝ごはんですが、たまにはよいものですね。
気分は、ヨーロッパのホテルのコンチネンタルブレックファースト風。
ちょっと旅しているような気分。
朝陽と秋をイメージさせるさわさわとした風を体中に充満させて、1日が始まる。
さあ、今日も頑張ろう!

