New

2016.11.27

 

 

お菓子の型抜きみたいなピアスたち。

 

 

pb200004

 

 

デザインはどこからやってくるのだろう。

私の場合は、日常のそこら中です。

 

素敵なスケッチブックに愛用のペンなどを机の上に広げたところで、生まれてこない。

生まれてきたものたちは、どうにも使えないシロモノばかり。

 

突如現れる。

しかも、同時多発的に連なってやってくる時がある。

留める為のペンとメモ紙はどの部屋にも置いている。

 

料理をしている時に、閃く時も割合に多い。

 

頭の片隅に置かれたデザイン机。

 

できることなら、頭の片隅に置かれた作業部屋でイメージングするだけで、

作品が出来上がってしまえばどんなによいだろう。

 

クリエイターたちといつもそんな冗談に、はながさく。

が、その心は皆、冗談なんかではなく大真面目なのである。

 

本日は、冬の兆しの冷たい雨。

お菓子でも焼いてみようか。

 

 

 

 

 

2016.11.21

 

 

コートブローチ。

 

 

ブローチは、服飾歴史上ではボタンの役目を果たしていた。

ブローチの金具スタイルも様々で、クリップ式の簡易なものや、それを更に複雑化した風車タイプ。そして、タイタック式。

 

 

pb140007

 

 

付ける場所を選べる唯一のアクセサリーである。

ひとたび楽しさを知ると、装いにぐんと差をつけられる。

この頃では服地が薄くなったので、ブローチという存在が忘れさられがちですが、織のしっかりしたジャケットやコートには、ピンバッジなスタイルよりも、服地に応じた重みのあるブローチの方がよりゴージャス感が増します。

 

ネックレスがどうしても肩が凝る方や、違和感を感じる方はぜひブローチで楽しんでみることをお勧めいたします。

特に、肩のあたりや顔とどのくらい離せばしっくりくるのか、ご自身のベストポジションを掴むと、フェイストーンを上げて華やいだイメージを作ります。

ファンデーションのトーンをあげるのも悪くないですが、アクセサリーを味方にすることで、更なる広がりがあります。

 

何よりも、ブローチは、大人のインテリジェンスに富んだアクセサリーアイテム。

個人的にそんな密かな思いがあり、皆さんにチャレンジを促している次第である。

 

来月11日からの大阪であるの個展でも、沢山ブローチを準備中。

 

あと10日足らずで師走突入です。

次回あたり、今年最後の大阪展のご案内をしたいと思います!

 

本日は、トライアングル型の大ぶりなコートブローチのご紹介でした。

 

 

 

 

2016.11.14

 

 

ここのところ、殆ど家から出ずにエンジン巻いて巻いて猛制作中。

うちの中のお花の力がなくなって、しょんぼりと枯れ気味。

私にも日々せっせと力を分けてくれる生花が元気をなくしてくるのを見ると、焦ってしまう。

お馴染みの花屋さんへおしゃべりついでに気晴らしに訪れた。

モミの木が売っていた。

 

?。

!。もうじきクリスマスなのか。と、合点。

 

pb140003

 

 

 

街には素敵なネオンサインや大きなツリーの展示。

一気に今年のエンディングへと向かう。

 

 

今年も頑張った自分に労いの言葉を。

そして、何か記念のギフトを。

 

ギフトリング。

 

 

2016.11.06

ボンボン菓子ピアス

 

 

 

 

 

銀色の包み紙に包まれたボンボン菓子。

 

 

 

pb060002

 

 

 

そんなイメージのピアスです。

肉厚でグレー色のバロックパールが、銀の包み紙の側面に反射して落ち着いた大人色のピアスに仕上がりました。

 

セットアップのネックレスもご用意してます。

 

 

さて、今年の最後の個展は12月11日より17日まで大阪のギャラリー芭蕉さんにて。

DMが届きましたら、また改めてお知らせいたします。

 

2016年のカウントダウンワーキング!

今月は、飛ばすわよ!!!!

 

 

2016.10.26

 

 

分相応な生き方。

 

 

所有すべきモノや食事をする場所だけではなく、行い、使う言葉。

あらゆるシーンで自問せざるをえないことが年齢とともに増えてくる。

 

 

pa240003

 

 

過去、日本も経済が潤おうのと同時に貿易の制限も変化し、舶来のものが一気に流通し始めた頃があった。

舶来のものは全て佳きものとして市場に出回り、市民の夢や憧れをかきたてた。

実際に生産国である国を訪れると、かの車は、母国ではタクシー。おいしい本場のワインやスイーツ、食事もボリュームあるうえに格安。

しかし、かのブランドのバッグや服を着ている現地の方々を見かけることは殆どなかった。

 

長く欧州のとある国に住んでいる知人が話してくれた。

こちらには階級というものが今も根強く残っていて、自分がどのくらいの身分であるかを誰もがわきまえている。

どんな出生でどれくらいの稼ぎをしてどんな生活レベルで生きているのかをよく知っている。

食事をする場所、生活用品を買うスーパー、着る服や靴、化粧品を買う店、全て自分の身分に合った場所で用事を済ますのです。

彼らは、自分よりランクの上の人間たちに対して嫉妬もいだかなければ、自分を卑下することもない。

日本はそうではないわね。お金さえ出せばどんな人でもその場所に居ても誰も文句は言わない。

こちらではそんなことをしたら、恥をかくのは自分自身だとよく分かっている。本当の意味で自尊心を持って生きるとは、そういうことを示しているのではないかとこちらに住んでみてよくわかった。

 

この話を聞きながら、国民の中にある芯のようなものを感じた。

高級なものを所有することで、自尊心が上がるわけではない。

階級こそはないけれども生活レベルの違う人間が混じり合うことは、資本主義が生んだ自由。

お金を使うことで見えてくる世界もある。

 

何れにしても、今現在の日本の姿は、日本人という種族に最も適合した形であるように思うのであるが、芯を感じることができないのは、自由と甘さがないまぜになっているからだろうか。

 

 

pa240002

 

 

伯爵が着衣していただろう襟を立てた服。のイメージ。

 

伯爵リング。

 

階級は違いますが、ワタクシの好みのリングとなりましてよ。

 

 

 

 

 

Page top

Instagram