秋の訪れ、いちじく。

 

お騒がせな台風一過の鹿児島。

大好きないちじくが安価でスーパーに並んでいた。

福岡県の柳川からの入荷で思わずかごに入れちゃいました。

 

やっと夏が終わる方向に進んでくれているのかなあ。

 

 

鹿児島に拠点を移して第1作目のネックレスができました。

いちじくの葉っぱのような形ですが、実はひとり花火。

 

やっと一区切りできて心の中でどーんと、ひとり花火を打ち上げました。

はい、おつかれさまでした！

この半年間は、常に頭の中で幾つものスイッチが作動していました。

振り返ればよくこなしたなあ、しかも未経験のことだらけ。

初めてお会いする方々にいろんなお願い事をして、決断の連続と未来をイメージしつつ、自分自身も何度も確認し足を運ぶ。

違う土地での生活をスタートさせるための準備。

いつものように動く仕事。

新しい地から滞りなく個展へ向かって次の個展の準備にとりかかるこのタイミングが、自分の中のひとつの区切りとして目指して準備して参りました。

 

ちょっと今回は頑張ったな、と自分を労いたい気分です。

 

誰にも見えない花火、夏の終わりの花火。

少し、クールダウンして落ち着いて色々に取り組んでゆこうと思う。

 

お気に入りのグラスや食器たちで、祝い酒。そろそろやってもよいかな。

 

そんな思いも入った鹿児島の第1作目。

よく熟れたいちじくとブルーチーズ。ナッツをトッピングし、バルサミコ酢を回し振る。

カットの綺麗なあのガラスがよいかな。

少し秋深まる色した土ものの器がよいかな。

絵皿もよいかな。

塗りの盆でもよいかも。

夕空を眺めながら。

こんな時間が味わえるなんてこれって極上のフィーカかも。

 

これまでを振り返れる日をようやく迎えられた。

頑張ったあ。

お疲れさま。

ドーン。

ひとり花火。

 

皆さんもたまにはご自身を労ってあげましょう。

だって自分が一番よく知っているはずだから、遠慮なくひとり花火あげましょう、自分のために。