2022.05.31
最近では、若いハイセンスな男性が一連のパールのネックレスを上手に使っています。
モード系のファッションブランド店ではよく見かけます。
なるほど、ほんとに違和感ないです。
今回、そういった意味ではかなり感度のよい男性のお客様から真珠のリングをフルオーダーで依頼されました。
フルオーダーはあらかじめゆっくり時間を頂くことをご了承頂くのですが、今回はさくっとデザインがまとまりました。
黒真珠と白真珠のバージョンどちらもオーダーを頂いたのですが、
白は真珠の大きいもので、黒は小さいものというご希望。
白真珠バージョンは、真珠の照りがあまり過ぎると宝石らしくなるので、敢えて抑えめで大きいボタン型のものを使用しました。
イーグルの飛翔。
をイメージして。
鳥の目線、俯瞰とダイナミックな華やかさを兼ねたリングにしてみました。
思い起こせば、随分前になりますが、男性のお客様で真珠を使ったピアスを片方だけご依頼受けたことがありました。
「男性が片方だけピアスとか、変な目で見られるからやめとけばと周囲に言われてきたけど、そんな他人の小言なんてもうどうでもよいか!という年齢になってきたので、片方だけお願いできますか。」
そのお客様は、その頃確か、50代半ばだったように思う。
私にとっては一番最初の男性のお客様で、感性が求められる職業柄、私生活や趣味も本当に先端をいかれた方だったので、頂く感想や男性ならではの目線など随分勉強になったのを今でもよく覚えています。
気になることや、試してみたいことは、やってみた方が悔いが残らない。
他人は、どんなに相手を思ってのことであったとしても、そこにはその方の私感が入っている。
ある程度の年齢になったならば、意見や感想は、ありがたく聞き入れて自身で選択をしてゆく。
他人は、自分の人生に責任は取ってくれない。
そんな生き方を軸にしてゆきたいものです。