2018.08.12
ここのところ、リング作りがヒートアップしている。
アトリエに訪ねてこられる方々のオーダーも、リングが圧倒的に多い。
オーダーをひとつひとつと地道にこなしていたら、あっという間に1週間、1週間と過ぎ去ってゆき、早、8月も2週目。
昨日から近辺、街が静かだ。
きのう、今日と新作リング作りに静かに没頭しております。
まだ、仕上がらないので、そちらのアップは次回するとしまして、本日はヴィンテージスパンコールを石に見立てて作った色を愉しむリングです。
服飾の世界では、ビーズやスパンコールをドレスに縫い付けて色のグラデーションを楽しんだ時代がありました。
縫い付けると重さがずっしりとかかるので、当時はいろんな工夫がされていたのを、服飾博物館で拝見したことがあった。
現代のスパンコールにはない趣のあるものが多いので、なんとか使えないものかと生まれたのがこのリングです。
ヨーロッパのアンティークのものなどを買い集めているバイヤーさんから仕入れたスパンコール。
現代では作られていない色。
翡翠のような色が魅力的なマットなグリーン。
少しオーロラが入った元気の出るオレンジ。
銀との相性もなかなか良くて、手元が明るくなります。
時を経たものはやはり魅力的です。