2018.06.27 Necklace & Choker 雨上がりの早朝。 バニラ色の空から地上に顔を出す寸前の朝陽が届く。 葉の裏にぽっつりとたまった朝露。 ゆらゆらと揺れる。 近くの景色を全て包み込んで、ゆらゆらと揺れる。 息をひそめてのぞき込む。 ひとつ。ふたつ。 今朝は、たくさんの朝露の実がなっていた。 やがて朝陽は昇り、ここにもそこにも街中全て、それらの裏側にまでも届いていた。 気がつくと、朝露の実は、消えてしまっていた。 幻のような実。 また、明日も見れるだろうか。 朝露チョーカー。