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2024.10.11

ワーキング小屋完成!!

 

 

 

発注から5ヶ月。

ちょうど鹿児島に越して来た頃に小屋キットが届き、超絶過酷な夏の間、幾つもの物件を抱えながら、組み立てをしてくださったタカラノキのK氏。

本当にありがとうございました。

小屋自体は少し前に立ち上がり、仕事を8月末から始めておりましたが、実はこの小屋キット、好きな色で塗ることでオリジナルなものになり完成なのです。その塗る作業は敢えて自分でやってみよう!と、暑さも落ち着いた頃にと目論んでおりました。

 

 

連続して天気の良い日を狙って、昨日塗り始めました。

 

 

そして、本日、塗り終えました!

 

高さの違う脚立を3つ使いながら、登ったり降りたり。

近くの海水浴場からの海風が吹いて、まさにペンキ塗りにふさわしい二日間でした。

シーラー塗りに始まり、本塗り、2度塗り、補修、補修の補修、また補修を繰り返して、完成!!

現場から帰る途中にK氏が様子を伺いに来てくださいました。

車の中からカメラのシャッターを押すジェスチャーをして、また今度!と

去って行きました。

 

 

屋根の上で物思いに耽っているカマキリ発見。

 

ペンキは、耐久性をよくする面もあるので、陽当たりの強い面は念入りに頑張りました。

手をかけると下手でも愛着が湧きますね、

隣の敷地で建設中のアパートの現場にやって来ている職人さんたちに、何度もいろいろ尋ねられましたが、脚立の上に座っての作業は、この二日間はとても気持ちよかったですが、夏はたまらなかっただろうなあと改めて小屋を組み立ててくださった方、そして、外の現場で働くみなさまに頭が下がる思いがしました。

 

やはり、経済を支えているのは、汗水流して働いている人々だと思うのです。

 

自宅から13歩のワーキング小屋。

ちょっとウキウキします。

ここで、またたくさんの作品を生み出してゆこうと思います。

 

さあ、来週から山口県個展、そのあとは大阪個展で2024年のすべての個展が終了。

そして、2024年は激動の一年でした!

 

メモリアルな一年でもあり、始まりの一年でもあります。

 

 

 

2024.10.08

山口県個展のご案内!!

 

 

毎年お世話になっております山口県光市のドゥログリーイケオカさんでの個展のご案内です!

 

イケオカさんでは、紙でのご案内はなくなりましてSNSにてのご案内配信となりましたのでイメージ写真インスタやブログなどにて配信中です。

 

 

 

10/19(土)より24(木)まで、22、23日は店休日となります。

ドゥログリーイケオカ店内にて

 

私は、初日、2日目と在店致しますので、秋の装いにプラスする楽しさを体験しにぜひお出かけくださいませ!!

 

イケオカさんの空間は大好きです。

まだ冬は経験ないのですが、爽やかな風が抜けるよい気が流れています。

 

今年もみなさまの笑顔にお会いできますように!!

 

来週には作品発送して鹿児島から参ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024.10.04

霊峰石鎚山

 

先週の紐付けトリップのもう1ヶ所は、西日本最高峰の石鎚山でした!

 

標高1982メーター。

百名山の石鎚山は、四国愛媛県と高知県に跨った霊山。

頂上に神社と山荘がある。

頂上に神社といえば、九州でも英彦山、脊振山、宝満山、あちこちにありますが、石鎚山は日本七霊山のひとつでもあります。

このとんがり山が石鎚山。遠目に見ながら登れるのかと怖気付くほどに高さ。

 

 

四国山系は美しい!九州とは全く違う!

 

 

この山は登山道としてはかなり整備されてはおりますが、山伏の修験道でもありますので有名な鎖場が3ヶ所あります。

1の鎖は試しの鎖といわれかなり長い距離のもの、2の鎖、3の鎖は難易度が高いと聞いておりました。

できることならばチャレンジしたい、そんな甘い思いを持ちながら2の鎖の下に立った。嘘でしょ。見上げるとあまりの垂直さにめまいがした。

自信がない方は登るなと警告看板がある。

はい、自信ないです!迂回路を選択して3の鎖の合流点に到着。

 

 

すると、2の鎖より更に垂直。

見上げてももう途中までしか目視できない。

何しろ2000メーター近くとなればスカッと晴れているケースはあまりなく、視界もクリアではない。

挑戦する方々はベテラン勢か男性でも僅か。

再び迂回路コースで頂上へ。

チャレンジした方に感想を尋ねてみた。

2回程、滑落の危機を感じたそう。

もお、2度とごめんですわ!と関西弁できっぱり。

 

 

 

頂上の神社横から鎖場を覗きに行った。

ごっつい鎖。この写真は上から撮影しておりますが、つまり写真上の白い丸い部分から上がってくるということです。

もはや、登りか下りか区別つきません。

恐ろしすぎます。冗談抜きで命に関わります。

同じように見学に来た若者たちもそおっと下を覗き込みスマホで撮影した。

ひとこと「まじ、死ぬわ」と呟き、身震いして迂回路コースに回って行った。

 

 

よく見てください。前出しの写真のとんがり部分が、この写真上部分の霧にうっすらと浮かぶ天狗岳です。

もお、凄すぎます!

 

世の中には凄い方々がたくさんいらっしゃいます。

あの垂直鎖場をサクサクと登る女性がいらっしゃいました。しかも私よりお姉様だったような。

 

山の楽しみ方は其々です。

でも、実際にそこに身を置くことでしか判断できないことがあります。

それは山だけでなくどんなことでも共通しています。

経験は大切です。情報は自分の足を頼りに。

他人の話は、ひとつの情報でしかなく、他人のレベルの上での情報。

恐るべし、石鎚山。

 

 

 

 

 

下山は、何度も立ち止まる美しい霧に浮かぶ木々たちの景色や中腹に鳥居などを見ることが出来ました。

日常では捉えることのできない霧が生む独特の静けさがそこにはあり、こんな瞬間があるから山はやめられないのです。

 

良き体験をさせて頂きました!

いやあ、2回目は無いかなあ。

四国山系、素敵な山は沢山あり過ぎるのです。

自転車コースも見つけましたし。

 

 

 

2024.10.03

急なお知らせ

 

 

今週日曜日まで会期予定でした岐阜個展ですが、ギャラリー運営されていらっしゃるオーナーさんの急な体調不良により、途中ではございますが残り会期は中止となりました。

ご予定されていらっしゃいました方々には、予めお詫び申し上げます。

 

猛暑の反動が一気に体に表れそうな気温変化です。

 

オーナーさんはもとより、みなさま本当にご自愛くださいませ。

 

 

 

 

2024.09.30

犬島精錬所美術館

 

 

岐阜個展のあとの紐付けトリップ。

今回は初日在廊の後、以前から行きたかった場所2ヶ所を紐付けたスケジュールを組んだ。

まず1ヶ所は、岡山県の宝伝港より定期船で10分の犬島へ。

古くから花崗岩石切場として栄えていた犬島は、犬島精錬所という銅の精錬所があったそう。最も栄えていた100年ほど前には、人口5000人以上が生活していたという。しかし、のちにやって来た銅の大暴落により精錬所はたった10年で閉鎖。

現在は、人口50人ほどという。

訪れたかったのはその跡地と、美術館である。

 

 

一時期は、島に産業廃棄処分所としての話も持ち上がっていたそうだが、阻止すべく立ち上がったのは、この島に魅了されたアーティストとそれを支えたベネッセアートプロジェクトなどに加えて島民の理解も大きかったのでしょう。

美術館には、近代産業への警鐘を唱えていた三島由紀夫の書籍のフレーズを引用したオブジェや三島由紀夫宅の住まいの建具などを使ったアートなどが展示されており、体験型の強いメッセージ性があります。

 

 

 

 

 

炉や煙突、銅の余りカスとガラスを混ぜて作られたというレンガ、繁栄を極めた影を見渡しながらふと思った。

近代化産業遺産。

 

上り続ける産業というものは、無いのだろう。

そして、一瞬にして繁栄を極める産業は、一瞬にして没落する恐れを孕んでいる…

いつだって片隅に自覚しながら進む。

進むしか無いのが、近代化の性なのかも知れない。

そうやって次の時代へとシフトしてゆく。

随分と来てしまった…

まだ行き先はあるのだろうか。

 

紐付けトリップ、もう1ヶ所は?

次回へ続く。

 

 

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