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2016.08.28

千葉展のご案内はひとつ戻ってね!

 

 

 

今朝は解放した窓から窓へと流れる風のなかから、静かなメロディが聴こえるような気がした。

 

ああ、秋の気配が混じっている。

 

床2

 

 

 

先日、何の知識もなくジャケットだけで判断して購入したCDアルバムが、あまりにも自分の求めていた音楽スタイルだったので、ひとり大興奮した。

 

人は、常に背負っている外側の自分を手放し、最も深い自分の心と寄り添える瞬間を得られるときがある。

そのナビゲーションツールは、千差万別。

自分にとっては音、映像、言葉のマッチングが大半を占める。

目が捉えたものや響いた言葉にどんな音があればより深く自分の心へ向かえるか、与えられた選択肢の中からはある程度選び抜くことはできるように思う。

けれども、自分には音を奏でる能力が微塵もない。よって他人にそれを表現し説明することはいつまでたっても出来ない。

それが容易くできる方に代弁して頂くしかない。

しかも、この世に数多ある選択肢の中からだ。

 

ぴったりするものが自分の前に現れたそのとき、しっかりと捕まえられるよう希少な機会を待ち続けながら、日々の生活を送る。

 

その様は、自分自身を外側にいる人間として客観視するならば、それを欲しているようには全く見えないに等しい。

 

自分が望むものを自分の外側に表現し説明することはとても難しい。

外と接して生活することで、自分以外のものたちが望むものと自分が望むものとがすり替えられてしまい、本来強く望んでいたものを思い出せなくなるときもある。

 

自分の中に充満するほどに何かを感じ、自分の中の何かが確かに動く。肉体を離れた存在を感じること。

 

その瞬間は、ひたすらに高く昇り仰ぎ続ける時もあれば、深く深く安寧の場所を目指し潜るときもある。果てしなくたおやかに翔び広がり続ける時もある。

 

私たちは、自分が求めるものを忘れないためにナビゲーションツールを使って、時々心を動かす方が良いように思う。

 

 

真夏の迫るような暑さに一区切り。

8月も数日となった。

 

心動かされるものたちをたくさん取り入れられるように、心のなかにスペースを少し確保し新しい季節を迎え入れよう。

 

 

 

 

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