2026.07.08
待つ愉しみ
お昼前に蝉の鳴き声を聴いた。
そろそろ梅雨もあけそうだ。
越してきた鹿児島での生活は、福岡でのマンション生活と様変わり。
大きな違いは、庭を所有しているということ。
庭のある生活は、何かとすることが多い。
それだけにこれまでは人間優位の生活目線であったことを自省するばかりである。
思えば、良い部分や綺麗な部分だけを摘みとるような生活だったなあ。
はじめましての虫もいっぱい存在していて、虫にとってのリズムが狂うと異常に繁殖したり、雑草に至っては、呑み込まれそうなほどの勢いで生えてくる。
しかし、それ以上に待つという愉しみを学んでいるように思う。
育む。
まさしくこの言葉は、このような時間を示しているのかもしれない。

先週は鉢植えのいちじくが実り、好きなタイミングで収穫。
好きなガラスの器に入れていただく時間の幸せなこと!
まだ何回か食べられそう!
夏時間がスタートしている早朝、仕事を始める前に庭に出て植物たちの様子をみる。
雑草はもちろんのこと、密集しすぎている葉を間引いたり、虫がついていないかチェックしたり、はながらを摘んだり、と、近くの海風と朝日を浴びながら、束の間の瞑想感覚。

四つほど苗を植えたミツバシモツケは、葉がライム色から少しずつ赤へ。

お世話になっているギャラリーさんから分けてもらったミズヒキソウは、手のひらサイズだったというのに、2年目にしてモリモリ真っ最中。
床の間の花器に挿すとどんな花とも相性がよいです。
今朝は、金柑に小さな小さな花の蕾を見つけてとっても嬉しくなった。
実りの頃、楽しみだなあ。
思えば、人間は、待つということができなくなってきているように思う。
庭を持てたことは、大変なこともあるが、喜びと愉しみが多く詰まっている。
まだまだ庭と呼べるほどではないが、植物の成長のためにもできる範囲の管理を楽しもうと思う次第である。

