2023.01.20
お気に入り冬アイテム
大阪生まれの白金カイロ。
ご存知の方どのくらいいらっしゃるのでしょうか。
冬山の魅力を知ったのが5年ほど前、身体は常に動いているので皆さんがイメージするほど寒くはないのですが、とにかく手先がめっぽう冷たい。
使い捨てカイロもいまひとつ。
そこで、偶然知ったのが使い捨てカイロが主流となる以前からあったという白金カイロ。
使い方は、ジッポライターのような容器にベンジンを入れて火を近づけると、プラチナ触媒が化学反応を起こし熱を放出させるという仕組みらしくベンジンの量の調節で軽く12時間以上は暖かさをキープするのです。
これが冬山には最強。
もちろん冬山だけではなく、日常生活でも大活躍。
寒い朝にはアトリエへの道すがら握りしめながら、制作中には専用ベルトのポケットに入れて腰に巻く、自転車の移動の際もポケットに入れておく、これまでは寒くなるとなんとなく買い物を避けるようなメニューになりがちでしたが、ポケットに手を入れるとぽかぽかするのでつい寄り道しながら散歩も兼ねるようになった。
冬のひだまりの中をポケットの中の暖を確認しながら歩く散歩はなかなか気持ちの良いものです。
頭寒足熱ならぬ頭寒手熱。
カバーを見て気づいたのだが、今年で誕生100年なんですね。
このハイテクな激動の時代を経て100年も商品が生き残り販売されているとは、本当にロマンすら感じます。
なので、やたらと周囲の人に勧めておりましたら小さい頃使っていたという方がちらほら。
南国生まれの私が知ったのは、つい3年前。
ロングセラーであり続けて欲しいので、ブログにまでアップしているというお気に入りぶりです。
あまりにヒットしたので2個使いをしております。
容器にベンジンを入れ着火する少しのひと手間が、マッチを擦って煙草を吸う束の間の豊かさを追体験できるかも知れません。
と、煙草は吸ったことないんですけどね。
冷え性、よろず使い捨て感覚に抵抗のある方はぜひお試しくださいませ。