2022.03.28
出逢い
週末の春の嵐は、かなりダイナミックに荒れました。
一夜明けると、けろっとまるで絵に描いたような春の天気。
予報通りの空模様を想定して、半年前に訪れた耶馬溪サイクリングロードへ、今回は先月納車されたロードバイクを車に積み込み早朝出発。
朝のまだ冷たい空気の中ペダルを漕ぎ出すと、半年前とは全く違う景色に次々と出会う。
桜が舞う春風の下、ドリンクを飲む瞬間でさえも贅沢な気持ちになる。
コースの中間地点あたりに、市が運営している耶馬溪サイクリングセンターという施設があり、ここはレンタサイクルやツアーの企画やイベント主催、サイクリストたちがトイレ休憩や、シャワーを浴びたり、仮眠をとったりすることもできるという有難い施設である。
半年前に訪れた時もここで休憩をしていたら、スタッフさんが声を掛けてくださって、ランチの美味しいところや見どころなどいろんな情報を下さり、とても感じがよかった記憶があり、今回も休憩に立ち寄らせてもらった。
サイクルスタンドにバイクを掛けて休憩していると、今回は別なスタッフさんがまた声をかけて下さり、バイクに関する情報や桜の綺麗なスポットやご自身が出られたバイクのレースの話などを聞かせてもらった。
目的地まで行き折り返し再び休憩に立ち寄ると、自宅から30キロ走ってきたという67歳のダンディーが休憩中でした。
私のバイクがなんとダンディーと同じメーカーの車種違いということで、スタッフさんを交えてひとしきり盛り上がり、最後は記念撮影。
半年前にお会いしたスタッフさんもとても感じが良かったと話をしたところ、このスタッフさんはその方から仕事を引き継いだということ。
そして今、かつてのスタッフさんは独立されてサイクリングツアーというショップをすぐ近くのコース内にオープンされたと教えて下さった。
聞けば、半年前にはなかった筈の行きがけに気になるお店がオープンしていたのを見かけたまさにそのお店だった。
早速、帰りがけに立ち寄った。
こんにちわあ。
こんにちわあ。どうぞどうぞ、バイク中に入れてもよいですよ。
マスク越しの爽やかな笑顔に記憶があった。
半年前にお会いしたことや、サイクリングセンターのKさんにお聞きしたこと、いろんな話で再び盛り上がった。
オープンしてまだ1週間経っていないという。
お祝いのお花がとてもみずみずしかった。
町おこしのために立ち上がった若い人たちがこの半年でいろんな決断をされて行動を起こした、いろんな熱い思いを聞いているとまだ2回しかお会いしたことないというのに、純粋に応援したくなった。
こんな時世の中、思いがある方はたくさんいらっしゃると思う。
しかし、行動を起こすということは全く次元が違う。
そして、続けることにもまた努力のいることである。
今回のライドは、ロードバイク初のミドルライド。
総距離72キロ。
あちこちで初めて会う方とのおしゃべりや再びの出逢い。
充実した内容の濃い1日だった。
桜も満開。
ピンク色した山も遠くに見えました。
半年前に走ったコース、再びロードバイクで。
人生には、後にあれがターニングポイントだったなあ、と言えるようなこんな出逢いたくさんあった方がよいですね。
まさか!の出逢い。
山より疲労するのか、熟睡の前夜でした。