2021.05.28
It’s a small world !! Something great is anywhere.
以前住んでいた場所での暮らしは、親しくさせてもらっていた素敵なお花屋さんが近くにあったこともあり、切り花を飾るのが楽しみだった。
今住んでいるところは、ベランダも以前より広くなり部屋も少し広くなったので観葉植物の世話をしながら暮らしてみる!に挑戦することにした。
実は、若い頃から観葉植物をなかなか上手に育てることができず必ずといってよいほど枯らす人間なのだ。
大半が水のやり過ぎ。
もうずっとコンプレックスが先にたち、なかなか観葉植物に手が出せないでいた。
昨年、越してすぐにチャレンジしたのが苔玉のコウモリラン。
水やりのタイミングが非常に分かりやすいので、今では迫るほどに新芽がぐんぐんでてきて、当初よりかなり派手ななりのコウモリの姿になり、葉の先端が壁につかえながら天井から揺れています。
それから少しずつ初心者向けの観葉植物を増やして、どの植物も元気に暮らしている。
もう、私の中ではかなりの進歩!
そうなるとちょっと欲が出てきまして、10日ほど前にリビングのシェルフの中のために小さな観葉植物が仲間入りした。
ショップで目が合った小さなソテツ。
ソテツは鹿児島の小学校の職員室の近くの校庭に立派なものがたくさんあり、当時住んでいた家の庭にもあった、親しみがある上に懐かしさが込み上げてきた。
子供の頃、ソテツの葉でカゴを編んで遊んでいた。
今は全く編めない自信がありますが。
ソテツには赤い実がなり、その実にお猿の顔を描いた民芸品が売っていたのをふと思い出した。
父の仕事の関係で転校することになり町を離れる日、仲の良かったクラスの子たちが港までお見送りに来てくれて贈り物をもらった。
動き出した旅客船の中で箱を開けるとソテツのお猿たちが何匹か入っていた。
そのあと何回も引っ越しを重ねて、あのお猿たちどこに行っちゃったんだろう。
ごめんね。みんな。
そんな懐かしさとノスタルジーが充満してきて、ミニソテツはぜひとも我が家へ。と、連れて参りました。
隣にいるのはブラジルに自生するというミカド。
こちらはすっと伸びた茎の先端にドライフラワーのような小さな小さな花が咲いている。
ちょっと他の植物とは佇まいが粋でサマになるシルエットに一目惚れ。
ツツジ科のカルーナ。
北ヨーロッパに生息するらしい。
じっと眺めていると小さな森のようで、もしや小人が住んでいるのでは?とちょっとわくわくする。
多肉植物セダムのチョコレートボール。
もうしばらくするとシックな銅色の葉から、落ち着いた黄色の花が下がるようにして咲くようだ。
深い秋のような色調と下がるようにして咲く姿が早く見たいと、背の高いフラワーべースに鉢ごと乗せました。
どうぞ心置きなく咲き進んで欲しいものです。
どれもシェルフの中に収まる小さな観葉植物。
切り花とは違う小さな世界がとても愛らしい。
本当は、盆栽に興味があるのだがまずは観葉植物ときちんとお付き合いができるようになってからということで、ただいまベランダのグリーンと家の中の観葉植物たちと共存生活開始です。
朝、目が覚めるとまずは窓を開けて、ベランダのグリーンたちの様子を伺い必要そうならば水をやる。
家の中の観葉植物は、天気の良い日にはベランダに出して日光浴させたままアトリエに出勤。
アトリエから戻ると、ベランダでグリーンたちの様子を見ながらしあわせなお茶タイム。
少しずつ様子が変化してゆくのです。
どうぞ、長生きしてください。
と、話しかけている日々。
そして、
偉大なる何かは、すぐそばに常に在る。
植物を見ていると、そう確信するのである。