2020.06.10
代替プランが生んだ副産物
自粛期間中は、山もヨガもお預け。
ということで、体力づくりをどう補填するか?
ジョギングするにも公園がいつもに増しての多さに驚き、それでは、ということで自転車にシフトしていました。
福岡でも、ここ数年で一気に増えた自転車専用道路。
走ってみるとよく分かる。
そして、自転車で走ってみると痛感するのが自転車のみならず車や歩行マナー。
あ。自分も歩いている時こうかもしれない。
気づかされることがたくさんある。
そして、スポーツサイクリストの多さ。
どんな世界も足を踏み入れないと見えてこない奥の深さがあり、そこに伴う様々な発見や感情が生まれる。
見聞による知識と体験を通して識る知識は、大きな違いがある。
知らない世界に入り込むと自分には到底できないことをこなしている人達に沢山出会う。性別も年齢も全く持って関係ない!
そんな出会いが増えれば増えるだけ、初めて会う知らない人に対しても自ずと敬意の念が膨らむ。
トレッキングを始めた時も同じことを感じたが、新しい世界のドアをノックすると広がる世界を一望できる感覚は、実に楽しいものである。
先日は、船着場まで自転車で向かい自転車ごと船に乗せて志賀島に渡り、島一周にチャレンジ!
山友と始めたサイクリング。
山と同じで自分たちのペースで無理はしない。
きつくなったら休む。
楽しむのを大切に。
身体中で風をきる感覚。
山とは違うスピードで時間とともに移り変わる景色。
車では分かりづらい小さな路地での発見。
何よりも走り終わった後に頭の中で出来上がる自分だけの3D地図は、わくわくする。
そうやってチャレンジしてみたら、この年にしても案外こなせることがまだあるのだ。
他人からしてみるとたったそれっぽっちのことでも、全く興味を持たずにやろうとしなかった自分が変化し、実際に行動してみる。そして、やれた。
そのことが、とても自分を勇気づけてくれる。
タイムトライアルを楽しむ目的ではないので、これでいいのかもしれない。
そう思った。
自転車。
自粛がもたらした、新しい世界のひとつでした。
週末、在住県の最もお気に入りの山に2ヶ月以上ぶりにリハビリ登山をした。
思いのほかきつさを感じなかったのは、代替プランの自転車のおかげだったかもしれないと、思わぬ副産物に再びにんまりするのであった。