2018.05.15
北九州個展のお知らせはふたつ戻ってね!
3年ほど前、不思議な出会いがあった。
音楽が好きで、楽器はバイオリンが好きで、布やブレード、刺繍、縫い物が好きで、お花やグリーンをお部屋に飾る事が好きで、アロマの香りも好き。旅行も好き。器も好き。お料理にも興味がある。
お仕事は、その頃私が始めたばかりのヨガ講師をしているという。
とにかく、興味ごとや関心ごとが妙にリンクする。
ひとつふたつならまだしも、あれもこれもそれもなのだ。
最初に会った時、以前から知っていたような懐かしい感覚だった。
ふわふわしたマシュマロみたいな可愛らしい女性。
年の頃は私より随分若いのだが、見た目よりはるかにしっかりしている。なるほど3児の母であるという。
とにかく興味を示すものが、自分と似てるのだ。
不思議な気持ちだった。
あまりにも似てるので、話を合わせてくれてるのかな、そんな思いもよぎったり。
しかし、2度目に会った後のメールのやり取りの中でその理由が判明。
なんと、誕生日が同じだった。
血液型や星座による性格分類や相性などには全く詳しくないし、無頓着な私だが、今回ばかりはその関係性をストンと受け入れられた。
最初に感じたあの不思議さも、説明がつくように思えた。
そんな彼女から先週末に迎えたお誕生日に、優しい春色のアレンジメントが届いた。まるで、彼女がにこにこ笑っているようだった。
私とお揃いのアレンジメントですよ。
と、メールの中にあった。
365日ある1年の中で、同じ日にお互いにお祝いを言いあえるなんて素敵だなあと思った。
同じ贈り物をひとつは相手のために。もうひとつは自分のために。
こんな贈り物の仕方もできるのか。
同じ誕生日の人と交流があると、わくわく度2倍だ。
大人になるといい歳して誕生日を祝う年でもないという言葉をよく耳にするが、私は年齢に関係なくおめでたいと思うし、言葉のひとつかけてもらえるだけでも、人はハッピーな気分になるものではないだろうか。
少なくとも、私は大変に嬉しい。
この仕事を始めてから、びっくりするようなご縁や劇的なご縁に遭遇することが増えた。
誕生日が同じだなんて、そう驚くことではないかもしれないが、私にとっては初めて遭遇する出会いであり、とても新鮮だった。
少し離れた所に住んでいる妹。
おかげさまで楽しいご縁が続いている。
人のご縁は、面白い。
映画や小説、エンターテイメントも霞むくらいの興味深さがある。
何より自分自身が主役の舞台で、時間を共有し、色んな話や体験を共にしながら、縁を育て深めてゆくこと自体が楽しいのである。
時間や気持ち、思い、言葉もいっぱいかけなければならない。
その一方で、空白や沈黙の時間も必要であるように思う。
袖触れ合うも他生の縁。
明日、また、素晴らしいご縁に遭遇するかもしれない。
そんな風に思える今日がずっと続きますように。
週末から始まる北九州個展。
素晴らしいご縁がたくさん始まりますように。