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2017.09.26

 

 

 

 

5本の指の中で一番長い指、中指。

この指は、第2関節が発達している割りに指の根元は細い。

これは殆どの方がそうであろうと思う。

 

 

 

 

リングはどこにはめたらよいのですか?

という質問をしばしば受ける。

人の手が持つ表情は、千差万別、同じリングでも収まりのよい場所というものはそれぞれだ。

案外、人の隠れた内面が手には表れているような気がする。

そういったものをまとった手とはめた時の全体のバランスでアドバイスさせて頂いている。

私のリングをはめる定位置は、右手の人差し指と左手の小指か人差し指、ごくたまにくすり指。

 

個人的には、あまりつけることのない中指のためのリングというものを考えてみた。

 

 

 

邪魔じゃない?

 

これが隣の指となる人差し指とくすり指の上下の動きとのバランスで案外邪魔にならないと分かり、仕上げてみました。

 

紐タイプのペンダントトップでも楽しめる。

 

本日は、変わり種の新作リング、タイトルは結ぶ。のご紹介でした。

お目にかかれる機会ございましたら、ぜひご試着して遊んでくださいませ!

 

 

 

 

2017.09.20

 

 

形も大きさも色もしっくりくるターコイズが手に入った。

 

 

 

 

何にするか随分迷った。

挙句、デザインは極力省いた方がよいだろうと思い、トップを取外せるようなチョーカーに落ち着いた。

 

真珠や石、大きさや色味に趣が感じられれば感じられるほど、張り切ったデザインを施したくなる。

しかし、いざ作り出すとどうにもバランスが崩れ素材をどんどん殺していくような気持ちにとらわれ、決まって浮かんだデザイを殆どと言ってよいほど省きながら、この辺りかなというところに終着する。

頭の中で一度制作し、実際手を動かすときにはそれらをどんどん省き形にしてゆく。

 

この形にならない架空のデザインを立ち上げることが、必要なのかもしれないと思う。

 

元来、シンプルなものが好きだからかもしれないのだが、なかなかに自然が生み出したものと共存するようなデザインとは難しいものだ。

20数年近くも作ることに携わりながら、この想いは変わらない。

この先もきっとそうだろう。

自分が生まれる以前からこの世にあるものたちへの畏敬の念を感じヤスリを置くのであった。

 

言わずもがなの一点モノです。

 

 

 

 

2017.09.11

 

 

 

ひたひたと湧きおこる清き水。

無音の山にかすかな気配と、とてつもない気配が交錯する。

静寂。

 

 

 

 

 

瞬きのはざまに寄り添い、勢い先端まで占拠しこぼれ出すほどに支配する。

ついぞ正体のない静寂は、姿を見せずしていづこの地にて呼吸を続ける。

 

それなる静寂は、裡のなかに。

 

密やかな存在を休まず、彼方の瞬に音を生む。

湧きおこる清き水の音。

静寂の音。

 

 

湧水音。

 

ドイツの特殊チェーン使用した、山に静かに湧きおこる一滴の水をイメージしたペンダント。

 

超、個人好み。

です。

 

 

 

2017.09.04

 

 

 

小さな小さな種のようだということで、シードパールという名がついている、1ミリちょっとくらいのパールがある。

ぱっと見はビーズのようだ。

 

 

 

 

少し遠めに見ると白いひものようなイメージになるので、おお振り好きな私としては意外にも、よく使う種類の真珠である。

 

しかし、こう小さいとなると照りもきれいで粒も揃ってきれいでという条件が満たされるものはなかなかに仕入れが確実ではない。

コンディションの良いものが入荷したら即買いする真珠のひとつである。

というわけで毎回リピートがお約束できない一点ものです。

 

今回はさや豆のイメージで金具なしのロングネックレスにしました。

秋色のワンピースの上できっと映えることでしょう。

白いひものネックレスかな?ビーズかな?と思いきやこの華奢さで真珠であるというのがどことなく大人感。

でしょ。

ちょっと服地が厚めの時は、お手持ちのボリュームのある真珠のネックレスと重ね使いするとイメージがぐっと変化し、お出かけや旅にも大活躍です。

 

本日、山口個展の梱包を済ませ、明日発送予定。

今年の夏も暑かった。

自分なりには、頑張った、つもり。

どうぞ、ドログリーさんでの個展で、たくさんの笑顔にまたお会いできますように!!

お待ち申し上げております!

 

 

 

 

 

2017.08.28

 

 

定番化しているYスタイルペンダントで蜘蛛の糸というタイトルの作品がある。

このスタイルは、実は隠れ人気である。

 

 

 

 

今回はシンプルな彫りを施した少し小ぶりなニューフェイスです。

Yスタイルは、身長とのバランスを気にされがちですが、こちらは定番より少し短めでイメージもほどよくシックでカジュアル化しております。

きっとこれからの季節の深い色のタートルネックなどにもキリッとしたスパイスになると思います。

 

こんがり焼きあがったクッキーのようなフォルムを意識しました。

 

揃いのイメージでピアスも準備中。

 

そろそろ秋の装いが恋しくなってきたので、麻の服をしまおうかと思案中。

 

秋。

いいですよね。

なんとなくジャムやピール、お菓子を焼きたくなる。

私にとってはそんな季節です。

新しい季節がたのしみ。

 

銀色のクッキー。

Yスタイルペンダントのご紹介でした!

 

 

 

 

 

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