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2017.10.10 /

 

 

departure

 

どこかに向けて出発する時、そこには希望が携えられている。

向かう先は、場所であったり、感情であったり、時間であったり。

 

 

 

 

 

ひとりでに動き出す思考を一旦止めて、ただ目前のこの大きな大きな船に乗ってみよう。

これまでと違う旅。

条件は、これまでの旅があったからこそ楽しめる旅。

 

ここのところ、少しずつ気持ちの中にこれまではあり得ないと思っていたことへの、違う角度からのアプローチがふっと見えるようになってきた。

 

年齢のせいかもしれないし、自分にとってのタイミングなのかもしれない。

こんな時が、誰しもやってくるのだろうと思う。

 

そんな心境がふわっと形になって現れた。

 

サイドから見ると大きな船の形。

上から見ると、一点を見つめる瞳のように見えるリングだ。

 

取り掛かってすぐに自分仕様の制作を決意。

 

私は、リングをどの指にはめるか定位置パターンをおおよそ決めているのだが、自分のストライクゾーンにズバッとはまったこのdeparture ringの定位置は、右手の薬指しかないと思った

 

新しい自分の旅が始まるような気持ちがする。

 

嵐に見舞われるかもしれない、それさえも楽しめる程に受け入れる覚悟をしなければ、今いる場所からは出発は永遠にできない。

船は出発の準備が整った頃にやってくるのだろう。

 

departure

 

 

鹿児島展、持って行きますよ!

かなりダイナミックです!!

どんな方が手に取られるかとっても楽しみです。

 

 

 

 

2017.10.04 /

 

 

滅多にクロスモチーフは作らないのだが。

 

 

 

 

ブレス用のサンプルパーツを作って眺めていたら、ふと冬の黒いセーターの上に乗せるおとなしめのネックレスを作ってみたくなった。

 

オニキスの直径3ミリ程の連に小ぶりで肉厚なトップ。

粒の小さなパールロングネックレスとの重ね使いで、ボリューム感を出して楽しむこともできます。

寒くなってくると首元が詰まった服をおめしになることが多くなりますが、首元に何もないとなると案外寂しげな感じがします。そこにあまり甘くないアクセサリーをさしで入れるとガラッと印象が変わります。

人前で巻物をとった時に現れるネックレスは、とても人の印象に残るものです。

 

 

心地よい秋の風がどことなく人の心を優しく緩やかにします。

歩く速度も秋風を纏うような気持ちでいつもよりゆったりとなるもの。

今年は、秋の気配が早く、ゆっくりと秋冬ファッションを満喫できそうでちょっとうきうきしますね。

次回は、このシリーズで雪の結晶のロングペンダントのご紹介をします!

 

 

 

2017.09.26 /

 

 

 

 

5本の指の中で一番長い指、中指。

この指は、第2関節が発達している割りに指の根元は細い。

これは殆どの方がそうであろうと思う。

 

 

 

 

リングはどこにはめたらよいのですか?

という質問をしばしば受ける。

人の手が持つ表情は、千差万別、同じリングでも収まりのよい場所というものはそれぞれだ。

案外、人の隠れた内面が手には表れているような気がする。

そういったものをまとった手とはめた時の全体のバランスでアドバイスさせて頂いている。

私のリングをはめる定位置は、右手の人差し指と左手の小指か人差し指、ごくたまにくすり指。

 

個人的には、あまりつけることのない中指のためのリングというものを考えてみた。

 

 

 

邪魔じゃない?

 

これが隣の指となる人差し指とくすり指の上下の動きとのバランスで案外邪魔にならないと分かり、仕上げてみました。

 

紐タイプのペンダントトップでも楽しめる。

 

本日は、変わり種の新作リング、タイトルは結ぶ。のご紹介でした。

お目にかかれる機会ございましたら、ぜひご試着して遊んでくださいませ!

 

 

 

 

2017.09.20 /

 

 

形も大きさも色もしっくりくるターコイズが手に入った。

 

 

 

 

何にするか随分迷った。

挙句、デザインは極力省いた方がよいだろうと思い、トップを取外せるようなチョーカーに落ち着いた。

 

真珠や石、大きさや色味に趣が感じられれば感じられるほど、張り切ったデザインを施したくなる。

しかし、いざ作り出すとどうにもバランスが崩れ素材をどんどん殺していくような気持ちにとらわれ、決まって浮かんだデザイを殆どと言ってよいほど省きながら、この辺りかなというところに終着する。

頭の中で一度制作し、実際手を動かすときにはそれらをどんどん省き形にしてゆく。

 

この形にならない架空のデザインを立ち上げることが、必要なのかもしれないと思う。

 

元来、シンプルなものが好きだからかもしれないのだが、なかなかに自然が生み出したものと共存するようなデザインとは難しいものだ。

20数年近くも作ることに携わりながら、この想いは変わらない。

この先もきっとそうだろう。

自分が生まれる以前からこの世にあるものたちへの畏敬の念を感じヤスリを置くのであった。

 

言わずもがなの一点モノです。

 

 

 

 

2017.09.11 /

 

 

 

ひたひたと湧きおこる清き水。

無音の山にかすかな気配と、とてつもない気配が交錯する。

静寂。

 

 

 

 

 

瞬きのはざまに寄り添い、勢い先端まで占拠しこぼれ出すほどに支配する。

ついぞ正体のない静寂は、姿を見せずしていづこの地にて呼吸を続ける。

 

それなる静寂は、裡のなかに。

 

密やかな存在を休まず、彼方の瞬に音を生む。

湧きおこる清き水の音。

静寂の音。

 

 

湧水音。

 

ドイツの特殊チェーン使用した、山に静かに湧きおこる一滴の水をイメージしたペンダント。

 

超、個人好み。

です。