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2020.03.30

 

 

 

 

 

 

少し立体的でどんなシーンにもしっくりくるピアスを作ってみました。

 

 

 

 

春先は、ヘアースタイルを変えたくなるもの。

昨今の状況に皆さん心労が絶えないと思われます。

 

目や耳に入ってくるもの、それらが生む思考、全く気にならない、引きずられない、影響受けない方はいないのではないでしょうか。

 

私も、配信される記事も1日に一度、多くて二度ほどにしようと努めていますが、天気も優れない日が続くとやはり気持ちは沈みがち。

 

先日、長年、定番にしていたヘアースタイルを思い切って変えてみた。

 

美容院を出たら、いつもの美容院帰りに感じる気分と違っていた。

そうそう。ヘアースタイルを変えるってこんな気分だったな。

しばらく味わってなかった。

そうだ。

ちょっと元気になるピアスを作ろう!!

 

女性ならばみなさん、こんな気分になったことはないだろうか。

 

特に出かける予定はないけれどもなんとなく鏡の前に座り薄化粧をして、髪を整える。ほんのりルージュをひくと、ピアスをつけてみたくなる。

すると、

今日は、ここがカフェのつもりで自分のためにゆっくりとコーヒーを淹れて自分をもてなそう。

マニキュアもいつもと違う色、塗ってみようかな。

 

そうやって、機嫌良くなることが出来るのが女性の特権であるのではないかと思う。

 

自宅にいる時にも楽しめるアクセサリーアイテムは、ピアスではないだろうか。料理やお掃除、洗濯時にも余程でない限り妨げにはならない。

 

出来上がりましたらすっかり個人的にも結構気に入ったので、自分の為にもこのピアスを作ろうと思っている次第だ。

 

私に出来ること。

誰かの気持ちや心の中の空模様を一瞬でも明るく、きらりとするような作品をひとつでも多く作ろう。

そのように改めて思った。

 

 

砂時計ピアス。

今という負の時間帯が一刻も早く、過去となりますように。

 

 

 

 

 

2020.03.22

 

 

 

 

 

マウンテンリング #3

密かに始めたマウンテンシリーズ。

 

 

 

 

 

峰を持つ山に初めて登頂したことが着想の第一歩でした。

しかし、手を動かしてみるとどうにもつけ心地やサイドへの流れが不自然で納得ゆかず、再び作り替え。

しかし、2度目に作ったものもどこかしっくりこずに一旦意識を遠ざけることにして、別な作品作りを済ませて快晴の日に気分転換に別な山に登頂してみた。

 

すると、下山後にスカッとまとまり始め、登頂翌日、早朝からサクサクと進めてやっと仕上がりました!

 

メンズライクな感覚もあるような気もします。

 

久しぶりに燻してもよいかな?と思ったりしたのですが、銀の使用感が作るあの小傷の感じの方がやはり相性がよい気がして鏡面仕上げで完了です。

 

マウンテンシリーズ、続編は近いうちに。

 

福岡も昨日、桜開花宣言ありました。

やっと正真正銘の春を迎えられる。

 

 

 

 

 

2020.03.14

 

 

 

密かに始まりました、マウンテンシリーズのリング。

No.2

 

 

 

 

 

 

ボリューミーな感じがしますが、はめると柔らかなイメージです。

曲線、隆起、どちらも過ぎると少しくどくなるのでぎりぎりの感じで程よくまとめたつもり。

仕上げてから改めてはめてみると思いのほか手元が優しい表情になったので、あ、よかったな。

と、ちょっと嬉しくなった。

 

 

自分らしさをどこに落とし込んでおさめるか、自分の中に新しさを表現しようとして張り切って取り組んでみると、途中違和感を感じてやめてしまう。

そう?これで本当にいい?違うでしょ。

作りかけているモノが、発してくる。

違う。そう、全然違う。

これを作りたかったんじゃない。

そして、手を止める。若しくは、壊してしまう。

そんなことがしばしばある。

 

自分が自分であること。

前進するだけがよいわけでもなく、新しさが前進というわけでもない。

 

振り返れば、10年くらい前はなにかと尖っていたかもしれない。

作っているものもそうであったような気もする。

それが、年齢相応の表現であったようにも思える。

 

この頃は、少し柔らかさと包容力のような形状がテーマとなっている。

でも、それはまだ歩み出したばかりのテーマである。

 

春の陽射しを全身に浴びてゆったりと歩く。

そんな柔らかさが豊さという価値観に変換してゆく、そんな心持ちである。

銀でアクセサリーを作り始めて、今年で25年になる。

長くお付き合いをさせて頂いているお客様方やギャラリーさんやショップの方々にも感謝でいっぱいです。

合掌。

 

自分の過去作ったものと対面して、自分らしさの変化なき軸と次のテーマをベースに新たなステージについて時間をとってみようかと思っているこの頃である。

 

 

 

続編、マウンテンリング no.3も本日、型が出来ました!

25年経った今でも、やっぱりリングを作る時が一番好きなのであった。

 

 

 

 

2020.03.02

 

 

本日は春にふさわしいご依頼のフルオーダー作品のご紹介です。

 

 

 

 

 

 

 

 

お客様の息子様の大学卒業、就職祝いの記念に、カフスとネクタイピンのご依頼をお受けしましたフルオーダー作品です。

 

 

シャツにつけるカフス。

シャツにつけたカフスそのものをモチーフにしたオニキスのカフスと、ネクタイにつけたタイタックそのものをモチーフにしたもの。

 

就職となると、大学から装いも一気に変化する。

4月になると街にまだ着慣れない感じの初々しいスーツ姿を見かける。

たまに吹き上がる春風に、散ってしまった桜や残り桜が舞う景色を背景に、ああ、春だなあ。

新しいスタートだなあ。と、感じ入る。

 

就職して初めての出社日。

朝礼で支店長が語った事をふと思い出した。

 

毎朝、地下鉄を下りて我が社までの道のりは、勤め先は違いますがおおよそ決まったメンバーで、お互いなんとなく顔見知りです。もちろん名前も年齢も知りませんが、不思議なもので着こなしや歩き方でなんとなく職業も分かるものです。しかし、今日は何人かの新しい顔を見かけました。

前方を歩くその中のひとりが我が社のあるビルに入って行くところを見て、とても嬉しく思いました。

新入社員が入社してくるこの時期は、従来の社員にも希望と緊張感を与えるものです。

これから全員が新しい気持ちで仕事に仕えることを楽しみにしています。

 

 

新入社員は大勢いたので、誰のことを話していたのか分からなかったが、支店長の話を聞きながら思った。

世の中に出る、社会人になるということはこういうことなのか。

 

支店長の前を歩いていたのは、隣にいる新入社員だったかもしれないし、私だったかもしれない。

いつ、どこで、誰に見られているかわからない。

それを踏まえて日々過ごさなければいけない。

もう、家族や学校が守ってくれる時は終わったのだ。

 

 

学校で学ぶことは終わっても、社会に出ると世間が学習のステージになる。

学校で学んだことや学校を通してみていた社会が覆されることもある。

 

学校で学んだことをもう一度改めて学びたいとは思うが、学生に戻りたいとは思わない。

ただ、学生時代に持ち合わせていた時間というものを得られるのであれば、欲しいものである。

 

贈られるご本人にはお会いしたことはありませんが、おめでとうございますの気持ちを込めて作りました。

 

気に入っていただけたらよいなあ。

 

 

 

 

 

 

2020.02.22

 

 

 

香水ボトルをイメージしたリングたち。

 

 

 

 

 

 

このリングができたのは、香水が若い頃から好きだったということもありますが、以前にパフュームという映画を見たことで実際に形になった。

ちょい役でアル・パチーノが出演した映画で、サスペンスものでしたが香りを具現化した映像シーンがなかなか興味深かった。

 

私は、白いボトルキャップ、白パール仕様を作りました。

サイドから見た感じが好きなので、私はこの白いボトルキャップのものを人差し指によくはめています。

 

春になってくると、紐がけして側面部分、ちょうどボトルをひっくり返した形状が正面になるように、首元ギリギリで使ったりします。

 

 

春。

あちこちに春の花が咲き始めて、太陽の香りも和らいできました。

 

日々、トップニュースが感染者の話題。

どうか、1日も早く収まること祈ってやまないです。

 

 

 

 

 

 

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