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Necklace & Choker

2022.12.09

 

 

ラピスラズリ。

和名を瑠璃と呼ぶそうです。

実は、仏教においても七宝のひとつとされとても大切にされてきたとか。

本来のラピスラズリは、もっと艶っぽく濃いブルーですが、こちらはまるでデニムのような雰囲気があるということで、デニムラピスラズリと呼んでいるそうです。

このマット感といびつな六角形の形が気に入ったので、作品にしたくなり仕入れました。

 

 

 

 

そんなデニムラピスラズリを使ったペンダントです。

今回13点ほど石のシリーズを作ったなかでも個人的に欲しいな。と思っていてもしもシンデレラと出会わなければ、私が…なんて思っておりました。

 

でも、初日に石のシリーズをお目当てにお越しいただいたお客様にまさにぴったりでした。

あまりにイメージもドンピシャでしたので、嬉しくてすっかり私が…なんて気持ちは忘れてしまってました。

 

きっと大事にしてもらえるよ。

心の中でお別れを告げた六角形のデニムラピスラズリペンダントでした。

 

ただいま会期中の大阪個展、昨日の時点でまだ何点か石のシリーズございましたので、機会がございましたらぜひお運びくださいませ。

 

 

 

 

2022.11.01

 

 

 

 

忙しく過ぎ去った9月、10月。

本日より霜月突入。

あと2ヶ月で2022年が終わるなんて…

これは現実なのだと今朝スケジュール帳の11月1日の数字をじぃーっと眺め入った次第である。

 

前回更新より慌ただしさにかまけて新作ご紹介が遅くなりました。

 

 

 

 

ブルーペルーオパールという天然石のペンダントのご紹介です。

ブルーではないではないか、と突っ込まれそうですがこの石は名前の通り本来はブルーなのですが、原石には黄色い部分もあるらしくこのマット感のある黄色い部分が気に入りました。

 

これからの季節にしっくりくるような色味です。

 

オーバルの形を生かして大人感のある長めのペンダントに仕立ててみました。

石が一点だけですので、さあ、どんな方がシンデレラになるのでしょうか。

 

 

 

2022.10.14

 

 

新生フォンテスキーのwebサイトのまず最初に新作ご紹介は、昨年から少しずつ始めております天然石シリーズの作品です。

 

 

 

 

 

秋に咲くという西王母の椿。

花屋で買った蕾だけの椿が花瓶の中でじわじわ咲き始めました。

偶然ですが、最近作ったピンクアベンチュリンの石とよく似た色で、思わず椿に向かって独りごちたほど。

 

艶消しの仕上げに大きな西王母の淡いピンクの石。

これからの装いに主張し過ぎることなくしっくりくるサイズ感です。

 

来週からの山口個展に出展予定です。

個展詳細につきましては、information ブログをご覧くださいませ。

今回は、新しい天然石とパールのコンビネーションシリーズが登場しますので、ご都合合う方はぜひお運び頂ければと思います。

 

 

 

 

 

 

2022.09.25

 

 

 

 

 

しばらくぶりとなりました。

 

少し前にご紹介しました森のリズムシリーズのペンダントができました!

 

 

 

 

ネフライトという深い森の緑を思わせるグリーンの色に惹かれて、タイトルも森のリズムとなりましたが、森の中を歩くと独特のリズムが流れているように感じる。

そこから膨らませてメトロノームをイメージしたデザインです。

 

少しおちついた風が心地よい季節になって参りましてようやく、深呼吸できるような気持ちです。

 

さてさて、ちょっとお知らせです。

2015年からこちらのWebサイトでお世話になって参りましたが、近くセキュリティも更にアップしリニューアルデザインしまして、登場します。

ブログは変わらず新作とinformationにて展開して参ります。

 

自動的に切り替わる予定ですので、お気に入り登録のままご覧いただけるかと思います。

 

ネットの世界は5、6年で古びた感じになってゆくというスピード。

インスタグラムもなんとか続いております。

 

これからもどうぞよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

傘寿を迎えた母親のために作ったセットアップ。

 

薩摩ボタン絵付け師の室田志保氏による紅葉の薩摩ボタン。

故郷薩摩にゆかりのあるものがメモリアルになるだろうと、昨年に依頼しておりました紅葉の絵付けが仕上がってきましたのが春前。

 

 

母親はちょうど今の私くらいの年齢の折に思いがけない大病を患い、その後なかなか体重が戻らずそのまま年齢を重ねてしまいましたが、人一倍健康にも気を遣い、運動や食事、すっかり元気になり先週迎えた傘寿。

 

昨年のこと。

傘寿の祝いに薩摩ボタンのアクセサリーを作ってあげようかと思うけど、リクエストある?

あらかじめ尋ねたところ、サプライズな私の意見に迷いながらもネックレスを希望した母親に

了解、ではネックレスとピアスをセットアップで作るね。

と、提案した私に母親は一瞬間があり、

そんな、ネックレスだけでいいわよ。

薩摩ボタンは色があるから、ネックレスだけではコーディネート難しくなるよ。セットアップで持っていた方が良いよ。

でも、あなた大丈夫?お金使わせて申し訳ないわ。

 

母親が大病を患った年齢をとうに超えてしまった年齢になった私に、自分のためにお金を使わせることの心配をしているのだ。

幾つになっても親にしてみれば子は子のままなのだろう。

 

大丈夫よ。

いずれお嫁さんや姪っ子と譲れるものなのだから、お母さんが使えなくなったら残ったみんなで使うんだから、それまでお母さんがいっぱい使えばいいじゃない。

そう?そうね、悪いわねえ。

遠慮がちな言葉の先には、言葉とは裏腹にウキウキした様子が伺えた。

あんまり高い材料使わないでね。

心配しないで、それよりちゃんと元気に傘寿迎えないと貰えないよ!

分かった!7月ね!

 

今週、仕事を兼ねて帰省するので手渡しする予定である。

 

贈り物は、贈る側も幸せな気持ちになるもの。

でも、傘寿を超えた母親も私自身も、口には出さないが本当は贈り物なんかよりも一緒に過ごせる時間の方が何にも増して代え難い貴重な贈り物なのだと、十分過ぎるほど分かっているのだ。

贈り物は、ただの品物。

でも、手を動かして作ったその時間にはきちんと気持ちを込めたので、少しは母親への感謝の思いが伝わるとよいのだが。

 

自分の周りにいてくれる沢山の大切なひとたちと一緒に過ごせる幸福は、あと何回あるのだろうか。

ふと、そんなことを思うのであった。

 

 

 

 

 

 

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