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2017.05.10 /

 

 

 

 

 

 

お母様から譲り受けた思い出の石という事で持ち込まれたアメジストをベースに、フルオーダーの依頼を受けていました。

 

 

 

 

ずいぶんとお待たせしましたが、石のカットがとても面白かったのでそのカットと形をなるべく生かしたデザインで仕上げました。

 

 

 

 

腕の部分も石のカットと連動するような彫りを入れ、指のサイドからチラリと見えるデザインで、石の重さの負担が指にかかり過ぎないように、なるべくつけ心地が楽な腕の幅でまとめました。

 

私が石をほとんど使わない理由のひとつとして、カットが好きなものが少ないからである。

石を拒絶、否定しているわけではない。

 

石ものはデザインと石自体がきっちりマッチしてるという声を聞かないと、作り始めないようにしている。

誰の声?

石の声です。

勿論、実際に聞こえるわけではないが、伝わるんです。

石がデザインを認めてくれないと動けない。

そんな気配を感じる。

 

生き続けているんでしょうね。

石がデザインを選んでいるのだろうと思う。

石にも意思がある。

あ!ダジャレのつもりではありません。

 

銀という最も普遍的な素材を使って仕事をさせて貰っているのだが、やはり素材に助けられながら、ひとつひとつが完成してゆくようにこの頃強く思う。

たかだか20年そこそこやったところで、素材を操るなんてとんでもないことだと、改めて思うのである。

鉱物が生きている年数や時間軸に比較すると、あまりにも浅すぎる。

 

しばらくぶりにカットや色味、質感のバランスが好みのターコイズをこの頃仕入れられた。

近く形になってご紹介できますように、石に選ばれるデザインをじわじわと考えようと思う。

 

 

 

 

 

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