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2016.07.02 /

 

 

今年も半年が過ぎた。

上半期最後の個展、山口展も無事一昨日をもちまして終了いたしました、

ご来店頂いた皆様、オーナー並びにスタッフの皆さま心よりお礼申し上げます。

来年は九月の予定となりました。

また、お会いできる日を楽しみにしたいと思います。

 

久しぶりに作ったダンスリング。

 

すでにお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、

これは初めてニューヨークのMOMAで鑑賞した巨匠マティスの絵にインスパイアーされて作ったリングである。

 

dance

 

 

画集でみるよりもはるかに幸福感を感じる絵だった。

人が人として素のままで生きることがこの世の最高の美しさである。

 

うまく踊れなくても、うまく歌えなくても、生を謳歌できることの喜びをひとりではなく共に祝す。

そんな気持ちがふかふかと生まれ、その幸福感がきめの細かい真綿のように体中を包んでくれた。

 

 

恐れ多くもなリングだが、自分の形に置き換えたリング、ダンス。です。

 

 

ひとつの節目を迎える年齢になった自分を、ふと思い返してみた。

 

 

30代は走っていた。

自分軸では走っているつもりはなかったのだが、何かと周囲の方にそんなイメージを持たれていたようだった。

 

今、思えば自分なりにただ必死だったんだろう。

それが能力以上の事をやろうと力んでいるように見えていたのかもしれない。

 

40代前半もその気配を残していたように思う。

 

40代半ばを過ぎた頃から、気が付くと若干の気持ちの余白を感じられるようになった。

経験値と時間の積み重ねは侮れない。

 

人生には走り続けなければいけない動の時。

我を顧みて新たに知を蓄え、咀嚼し続けなければならない静の時。

そして、それらを経てゆったりとすべてを味わう受動の時。

さまざまな時が用意されているが、おそらく受動の時以降からがいちばん、人として生きることを謳歌できる時に突入するのではないだろうか。

 

いつかは踊る時をもてることを願って。

 

 

 

 

 

 

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