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2020.04.11

装うことの力を信じて!忘れないで!

 

 

 

 

 

福岡が緊急事態地域に含まれたニュースが全国に流れてから、遠くに住んでいる友人、知人、そしてお客様方から温かいメールを頂いております。

 

この場を借りまして心より感謝申し上げます。

有難うございます。

 

昨日、今日と頂いた遠くに住まれる長いお付き合いのお客様方から直接の温かいお便りは、とても私の気持ちを強く引き出してくれた。

 

 

 

 

 

 

世の中が平和であることが前提である私の仕事は、今、まさに不要不急の扱いである。

しかし、頂いたお便りは現段階で予定されている私の個展を心待ちにしてくださっているという内容だった。

暗く重たいニュースがたくさんある中でも、秋には個展で作品が見れるという楽しみが今の自分にとって気持ちが明るくなる予定だ。

 

と。

どんなに嬉しかったことか。

 

誰かにとって不要ではないのだと実感できることは、今の自分にとってどんなに励ましとなるだろう。

縮こまっていてはいけない!

Stay home!

現実はそうではあるが、心までもをずっと家の中に閉じ込めていてはいけない。心は常に自由であるはずだ。

何処にいても心を解放してやれる手段はある。

 

自分の仕事を通してできることは、何だろう。

誰かの心を外へ引っ張り出せることができるのは、まさに今、不要不急と言われる私のような仕事に携わっている人間ができることなのではないだろうか。

 

今日、お便り頂いたお客様の言葉の中にありました。

どんなことにも終わりはある。

 

そう。

この事態が終わる時まで、少しでも誰かの心が自由でバランスを保てるように、自分に出来ることを少しずつやっていこうと思う。

 

そんな思いを込めて、昨日よりインスタグラム(fonteskey.miyuki)では配信内容を変更しました。

このホームページブログでも配信内容を変更しようと思います。

 

Believe and don’t forget a power of dress up!

装うことの力を信じて!忘れないで!

装うことが心に与えるより良い気力や活力、喜び、優しさ、無数の笑顔。

自分に出来ることを通して、今日の一歩が明日の一歩へとつながりますように!

 

 

今はしばらくの間、

Stay home

Social distancing

家にいる時間は長くなります。

季節はちょうど衣替えへと向かう変換期。

今起こってることをフィルターにかけて、所有しているものやそこにいつも当たり前のようにしてあると思っていたモノたち。家族、友人。

消費について、生活の営みそのものについて、仕事と生きるの舵取りについて、健康について、時間について。内省する時間を与えられました。

そして何よりも人は人が持つエネルギーの空間やそれらを平等に包み込んでくれる大自然と共存して生きるからこそ、生きているという実感を得られるのだと再認識するのだと思う。

 

 

その内省する時間の中で、改めて私の仕事としているものが不要という位置づけになられる方もいらっしゃるかもしれない。

思いがけず逆になる方もいらっしゃるかもしれない。

 

それでも私の中にずっと変化しないことは、誰かおひとりでも自分の作ったものを不要ではないと思ってくださる方がいる限り、心を尽くして作り続けよう。

 

 

 

私の心を強く引き出してくれたお客様方の熱いお便りに、このうえない感謝で満たされた1週間でした。

 

Believe and don’t forget a power of dress up!

装うことの力を信じて!忘れないで!

 

アクセサリースタイリングで、劇的に変えられるコーディネートやスタイリングを発信していきますので、改めましてどうぞよろしくお願いします。

そして、くれぐれも気をつけて生活してゆきましょう!

 

合掌。

 

 

 

 

2020.04.01

旅するアクセサリー

 

 

 

 

 

 

光が創る美しいシーン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自然の中に身を置くと感じることだが、光、陽が当たるところが限られていることで足を止めるほど美しいものたちがあまたある。

街中にいると出会うことはほとんどない。

立派なホテルのバーやラウンジ、庭園付きのレストランなどでたまに出会うことがある。

 

等しく当たるのではなく、遠くから隙間をぬうようにしてある一部分だけをなぞるようにして照らしている。

その光の当たり方は、照明で表現するのはなかなかに難しい。

 

私の作っているものは、俗にヒカリモノと呼ばれている。

光を出したり反射したり、写り込んだりするので、室内でベストな環境作りで撮影をすると途端に味気ないものになってしまう。

自然光の中での撮影が一番適していると分かっていながらも、なかなか実行に踏み切れなかった一眼レフ携行のトレッキング。

 

 

先日、崖山にあんばいのよい枯れ木を見つけ、ドキドキしながら近づきリングをセットして撮影チャレンジ。

 

 

曇天の日没近く。

んー。

全く持って腕が未熟だ…

 

現場でカメラモニターを見ると悪くなさそうだったがパソコンに落とすといまひとつで、パソコンモニターを前に静かに脱力した。

 

 

いつか、奇跡の一枚が撮れるかもしれない。

そんな思いで作り込まれていない自然という最高の光環境の中で、そっと馴染むような一枚を時間かけながら何度でも臨みたいと思っている。

 

 

石垣の苔群を発見。

美しい。

斜めに射す朝陽の光が私の心深くまで届くような気持ちになった。

 

そして、あー。この石垣の隙間にリングを差し込んで撮影できただろうに。

悔やまれた。

 

これから、トレッキングに必ずひとつは、自作アクセサリーに同行してもらうことにします!

 

旅するアクセサリーの始まりはじまり。

 

 

 

 

 

2020.03.22

 

 

 

 

昨年訪れたポルトガルのポルト。

クリエイターが多く住む街でもあるらしい。

なるほど、私も住みたくなった街だった。

 

 

 

 

クリエイターのものを集めるアートショップで、ユニークなデザインのセラミック作品を見つけた。

 

実は、これ、ペッパーとソルト容器。

スパイスボトルなのです。

シリーズものでワインのボトルキャップもあった。

 

長年連れ添った夫婦が食卓で、

うーっむ、この料理、なんか足りないわね。

塩かしら?

胡椒もふってみるか!

 

そんな風にして味覚も似てゆく夫婦のあうんの顔つきにも見える。

 

ひと目見たときすぐに気に入った。

でも、まさかソルト、ペッパー容器だとは気づかなかった。

もちろん一見気付かないように作ってあるのだが、手にとった時のサプライズ感が、クリエイターのユニークさと感性の落としどころがにくい!

 

私は、実際には使っていないが、オブジェとして飾っている。

 

料理の決め手はスパイスだ。

テクニックも重要だが、スパイスひとつで激変する。

日本語にもいいあんばいという言葉があるが、文字が示す通り塩梅、塩の旨味成分の絶大さを語っている。

実際に私も、料理に合わせて塩を使い分け始めて初めて知った素材の味というものが多くある。

 

 

自分の作るものも、押し付けるようなデザインではなく、スパイスの効いた作品作りであろうと心がけている。

主役は身に付ける人であるのだから。

 

 

 

 

 

2020.03.10

疑い深き山々

 

 

 

こすれ合う木々の音とこだまし合う風の音。

頭上の木々から、ぱたぱたと落ちてくる昨日の雨と今朝の朝露たち。

 

 

 

 

 

雲にすっぽり包まれて山の全貌は全く見えず、ほぼ地面しか見えない登山道を歩き出した早朝。

唸るような風の音は、自然の威力を示されているようで少し無口になる。

晴れの日ばかりを狙って決行しているトレッキングだが、あまりにも晴天の日が少なすぎるのでもう曇りでもいいや!そんな気分で今週も山へ。

今回は頂上あたりでうまくすれば快晴になる予定。

2度も見送った豊後富士、由布岳に挑戦。

確実な天気の時に登りたいのだが、仕事の調整が毎回うまくいくわけでもなく、且つ、天気ばかりを狙っていくには、時間が足りなさすぎる。

あと10年早く始めていれば。そんな思いもちらほら。

 

朝靄に包まれた山もなかなかに幻想的で素敵だった。

木々に溜まった朝露は、本当に水晶のようで美しい。

どの木もアクセサリーを付けているようにキラキラしている。

 

 

 

 

一眼レフを持ってくればよかったと思う時に限って、撮影したいものがやたらにあり、もやもやしながらスマホで記録として残す。

まだまだ経験不足である。その日のトレッキングに何を持てば自分がより楽しめるのか見極められていない。

初めての山にいく前夜は、ルート確認と安全注意で余興気分な気の回し方はできない。

レイヤリングと言われる、自分の体温調節をするウエアーの組み合わせは随分外さなくなったのだが、天気が読めたならとこの頃思う。

なかなかのキャリアのトレッカーにあちこちでお会いするのだが、雲を見てすぐ判断する。

大丈夫、あの雲は雨降らさないから!

わ。ステキ!憧れるなあ。と、目がハートになってしまう。

風の向き、気圧の変化、雲の動き、それらがおおよそ頭に入っていれば登頂開始時間や途中の時間調節で、頂上では絶景を約束できる。

場合によっては、別な山に変更することで悪天候を避けられる。

 

今回は、1時間半ほど外してしまい、下山間近で快晴になった。

下山後ふと振り返って仰天した。

登り始めた時には、まるで雲の中に入ってゆくような登山であったのに、青空背景に山の全貌がみるみる見えてきて頂上にかかった白い雲が西へ西へと移動していた。

すっかり雲が切れて山がどんと視界に現れた瞬間。

おお!この山に登ったのか!!

男山だ。勇ましい姿に満足感が沁み渡る。

 

毎回思うのだが、下山後に登った山を見上げると、本当に自分は登ったのだろうか。

私、ほんとにあの山に登ったのか?

しかも、歩いて?あんな高いぞ!

 

どの山でも毎回、私が帰り際に山を見上げて呟くので、友人はいつもケラケラ笑う。

 

もう一回登って確認してくれば?

と、再びケラケラ笑うのである。

 

全体を遠くから見ていると無理なような気もすることでも、足を踏み入れると気が付くとやれてしまっていたということ、結構多いんですよね、

 

自分にとってのこの仕事も、そんな節がある。

 

山を通して思う、私は、妙に疑い深くなる時があるようだ。

 

 

というわけで、三度?山の話であいすみません。

 

 

 

 

 

 

2020.03.02

弥生の日に

 

 

どんよりな天気がやけに多い気がする2020年。

月も変わり弥生となった本日は、久しぶりに青空が広がっている。

青空や太陽は希望を感じる。まあ、そう感じるのもどんよりな天気があるからであるわけだが、やはり文句なしに気分が良いのは否めない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先週訪れた山では、氷が溶け春が蠢き始めてる気配を感じることができた。

パートドヴェールのガラスアートを見ているようだった。

このまま額装して壁に掛けたい。

そんな気分になった。

 

路地裏を歩くと、植物も確かな春の到来を告げ始めている。

格好よしな枝振りに咲く梅や桃。

甘やかな香りを漂わせる銀木犀を、ご近所の庭先に見かけることもある。

植物は、おおよその場合、人の心を穏やかにさせてくれる。

 

これからの季節に咲く花で好きなものは、木蓮だ。

白も素敵だが、シンボルツリーのようにして咲く独特のあの赤紫色の木蓮のあるおうちを見かけると立ち止まらずにはいられない。

 

木に咲く花。

やはり渋いです。

 

木蓮を植栽に選んだおうちに住う方は、いったいどんな人なんだろう。

いつもそんなことを思ってしまう。

 

少しずつ気温も上がり、青空を見る日が増えてくるのを心待ちにしている日々である。