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2016.10.13

埋もれない時間

 

 

 

先週末をもちまし無事に愛知展が終わりました。

少し長めの企画展でしたが、また新しい出会いがあり充実した展示会でした。

お越しいただいた皆様並びに、オーナー始めスタッフの方にも改めて感謝申し上げたいと思います。

 

 

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私はというと、9月に個展を二つ抱えた今年1番の正念場を終えた安堵感からか、月初めから風邪をひいてしまった。

 

やっと本日より復活モードです。

急に秋めいています。皆様ご注意を。

 

 

この頃、自分の周りで年齢的な節目を迎えた方や、思いがけない形で節目を意識させられるような事が身に起きたり、の話をよく聞かされる。

 

自分ならばどうするか。

 

不測の事態に備える方法のひとつ、他人に起きた事をいまいちど自分に置き換えて考えてみること。

しかし、我々は生身の人間だ。

実際に自分の身に起きた瞬間には、人的要因というものが働くのでそんなシミュレーションもあまり役には立たないかもしれない。

 

生きることは、選択と準備の繰り返し。

仕事の本質も同じだ。

 

若い頃にはイメージできなかった事が近づき、現実の兆しを見せ始め、相容れない割合であったものが、いつの日か大半を占めスイッチし受け入れてゆく。

 

時間の刻み方は等しくこそあれ、生身の人間が己のこととして明確に感じ取るにはやはり若干の遅れた時差が生じるものだ。

いまを生きる。

埋もれない時間にいつも翼を広げていたいものだ。

 

節目間近。

そう思うのである。

 

 

 

2016.10.07

秋支度フルコース

 

 

本日は空が綺麗だった。

早めに仕事を切り上げて、秋支度を楽しんだ。

 

季節の変わり目の支度は、私の中では愉しみのひとつだ。

好きな音楽をかけながらお天気の良い日にゆったりとやる。

そして、早めに晩御飯の支度を済ませて、好きな香りのオイルをブレンドしたバスソルトをぬるめのお湯を張ったお風呂に入れて、キャンドルの灯りでゆっくりつかる。

はああ、文字にしているだけで幸せな気持ちになる。

これが、私の季節の変わり目に行うしつらえ支度の1日のフルコース。

 

 

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まずは、いつもルームシューズから。

ハンドメイドでルームシューズを作っている東京在住のナカムラトモコさんに、お客様用のルームシューズを追加制作お願いしていたものが出来上がってきた。柄や色、ひとつひとつが本当に丁寧な手作業で、どれも素敵で毎回届くまでワクワク。

 

いつも我が家のインテリアに合うものを予め幾つかチョイスして提案してくださいます。

それらは毎回、ツボ!!

今回で、もう我が家のルームシューズたちは合計7足。

ナカムラトモコさんの作るSHIOブランドに全て切り替わりました。

履き心地もバツグンで、あまりの履きやすさにうっかりベランダにそのまま出てしまうことしばしば。お洗濯もガンガン出来るのだがヘタらない。

かなり重宝している。

 

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秋支度は、このルームシューズの入れ替えに始まり、寝具の入れ替え、ベッドスロウやクッションカバーの入れ替え、お部屋に深い暖かい色味が加わってくると、時間に奥行きが生まれたような気分になり、なんとなくじっくり料理をしたくなる。

 

コトコトとスープを煮ながら、読みかけの本を開いたり、土鍋でご飯を炊きながら、レシピノートを整理したり。

ふああ、文字にしているだけでやっぱり幸せな気持ちになる。

 

四季があるって、ほんとに素敵ですよね。

 

今日も1日、無事に終わりました。

さあて、あしたもまた良き1日となりますように!!

 

 

 

2016.10.01

教養たるもの

 

 

あなたにとって品性とはどういうものですか?

仕事で関わっているいつも朗らかで寛容な方に、真顔で尋ねられたことがあった。

 

自分自身に敬意を払うこと。

そして、自分以外の存在にそれ以上の敬意を払うこと。

 

そう答えた。

 

よほど解せない事があったらしい。対象となる相手が長い付き合いの方だったこともあって、私が知る限りではほぼ初めてというほどの重く静かな雰囲気が流れていた。

 

 

 

家族や学校という小さな単位を離れ社会に出て、あらゆる面で違いというものが存在することを知る。

 

 

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その過程の中で育まれてゆくのが教養というものであろう。

親や学校の師たち以外の他人様に学びを得る。

正確には、学ぶ姿勢を持ち続ける。

師を仰ぐ他人様は必ずしも年長者とは限らず、対象となるは生きとし生けるもの森羅万象。

良きことは意識をもって模倣をし繰り返すことで、かつては模倣で始まったものも自然のうちに身につき自分自身の一部となる。

そうやって得た教養は、いつしか品性となって染み込んでゆきじんわりと外へ流れでる。

それは、不思議なことに自分以外の周囲が敏感に感じとるものになる。

 

それだからこそ、教育よりも重要なのは教養であるような気がする。

 

もちろん、人としての最低限の教育という素地ができていなければ、教養は根付かないと思われる。

 

我が身も社会的にはもういい年齢に達している。

仕事、生き方、自分なりの品性というものが、欠如してはいないかと改めて肝を冷やす思いで拝聴した次第でありました。

 

 

 

2016.09.26

愛知展の様子!!

 

 

再び台風にみまわれ、交通手段を変更しての現地到着となりましたが、初日には雨も落ち着きスタートしました愛知展。

 

二度目の愛知展。

こちらはディスプレイはギャラリーさんがしてくださいまして、いつもの自分の感覚と違い、什器含め新鮮で

見せ方で作品も違って見えるものだと改めて実感。

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天井が総漆で金蒔絵という、三河地区で栄えたお仏壇屋さんが所有されていた古い建物ということで、この時代には不可能といわれる贅沢な木の使い方や柱にモダンに塗られた漆などなど、普通の家庭ではなかなか拝見できない贅がふんだんに見ることができます。

初めてお見えになられた方々は、建物の方もじっくり楽しんでいかれてました。

しばらくぶりにお会いできた中部地方のお客様や知人などなど、昨年お会いできなかったお客様方にもお目にかかれてなによりでした。

 

 

 

 

 

 

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ギャラリーの縁側から見える植栽も心和むスペースで、みなさんゆっくりと時間を楽しんで過ごされていました。

会期は10月8日まで。日曜、月曜はお休みですのでご注意くださいませ。

 

毎週のようにやってきた台風のおかげですっかり真夏の気温が落ち着き、頭の中も少しばかり覚醒されてきました。

 

いやあ、今年の夏は暑かったですよ。

愛知展が終了しましたら、次は12月の大阪展で本年も終了です。

早いです。本当に。

 

 

 

 

 

 

2016.09.17

自分の全てを連れてゆく

 

 

そこへ向かうこと。

自分の目で見た、触った、嗅いだ。

 

 

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そのことを通して感じたことを、自分の中の真実と捉えるようにしている。

そこへ向かう時には、他人の感覚や聞いた話や情報をまとった自分ではなく、素の自分の全てを連れてゆこうと心がけている。

 

感覚は欺かない。

判断が欺くのだ。

 

ゲーテのこの格言は真理をついているように思う。

若い頃は、説明のつかない直感的なものを随分と無視して生きていた。しかし、年齢を重ねるうちに、思い起こせば一番最初に湧いてきた感覚にほぼ狂いはなかったのだ、という着地点に収まることが増えてきた。

 

感覚は欺かない。

心の中に止めておくようにしている。

そうすれば、どんなに浮かれるようなこと、絶望的なことが起こっても少しは冷静に判断ができるだろう。

 

 

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珍しい光景を飛行機の中より見た。

眼下に広がる雲海。

富士山の頂上が島のようににょきっと顔を出していた。