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2022 June

2022.06.21

福岡個展のお知らせ!!!

 

 

なんと気がつけば7年ぶりの地元福岡での個展です!

 

現在佐賀でも個展中ですので、日が迫っております福岡展の最後の準備を頑張っております。

 

 

 

では早速詳細です!

 

 

7月1日(金)-5日(火)

pm12:00 – pm7:00

最終日は5時まで。

ギャルリドアッシュ

福岡市中央区今泉1-18-50

 

期間中は終日在廊致しておりますのでぜひ遊びにいらしてくださいませ。

今回は、季節の花を随所にあしらった空間作りをお花の講師にもお願いしておりますので、お運び頂いた皆様が足を踏み入れた途端、ほっとするような場になれたらうれしいかぎりです。

 

以前、ご芳名いただきました皆様には今日、明日中にはご案内届くと思いますが、欲しい方はぜ遠慮なくお知らせくださいませ!

 

 

 

 

明後日は佐賀の最終日ですので、再び終日出没しております。

 

沢山の新作最終準備中の日々です。

 

 

 

 

2022.06.16

佐賀個展のご案内は、ひとつ戻ってね!!

 

 

 

 

佐賀個展の明日が搬入で、明後日からスタートに控えた本日は、梅雨の晴れ間で青空が臨めた。

毎回、個展に出向く前日は必ず好きなことをする1日として余白を作っておくように制作スケジュールを組むようにしている。

これを私のためのリラックスデイと密かに名付けている。

 

 

 

ここに越してきてから2年が過ぎようとしているのだが、今回のリラックスデイは、引越し時にとりあえずここに、と納戸に積まれた荷物の整理をすること。

整理整頓は好きなたちである。

その過程の気づきと終わったあとの頭の中と視界がクリアになる感覚が、トレッキングに似ている。

納戸の整理というより、所有しているCDの整理をしたいというのが一番の目的だった。

本に関しては越してくる際に随分と処分したのだが、CDは時間をかけてやりたかったので手付かずのまま納戸で2年間熟成しておりました。

 

楽器は何も演奏できないし、カラオケも苦手ですが、音楽はとても好き。

テレビを持たない生活を始めてかれこれ15年くらいだろうか。

おかげで余白の時間は随分増えた。

その時間には大半がその時の気分に合った音楽が流れている。

ただちょうど越してくる直前にレシーバーが故障し、やむえずパソコンに取り込んだCDをスマートスピーカーで聴くことがスタイルになってしまっていた。

落ち着いたらCDプレイヤーを吟味しようと先送りにしている間に、世の中とメーカー含めスマートスピーカーとワイヤレスヘッドフォンへの市場シフトが加速している。

 

スマートスピーカーで聴く音とCDを再生する有線の音は別なもの。

できれば再生した音を聴きたいものだ。

 

そもそも所有しているCD全部をパソコンに取り込むことは時間的にも労力的にも厳しい。

労力だけではなく若い頃から買い集めたCDを手放すのは心情的にもなかなか厳しく、音楽関係の仕事を長くされていらっしゃる方は、サブスクという時代の流れにどう落とし所をつけているのだろうと他人事ではない思いである。

 

レコードがそうであったように、CDにもアルバムジャケットがあり、アルバムには曲の構成、クラシックならばカップリング、ライナーノーツ。

アーティストのアルバムは、関わる多くの方々の思いと技術の結集、やはりひとつの作品であると思うのです。

 

何を聴こうか、ジャケットを眺めながら選曲する。

ケースから出しレシーバーに置く。

一連の流れ。

贅沢な時間を味わうには、準備、いわゆるアプローチの時間があることがより味わい深いものへと押し上げてくれるものだと思っている。

ひと手間。

 

料理もそうであるだろう、そして生活の全てもそうではないだろうか。

であるならば、人生そのものもそうなのではないか、そんな気がしている。

 

ひと手間が入り込むアプローチ、余白の時間。

余白の時間を作るためには、日々の何かを削るしかない。

 

というわけで、音楽を愉しむための余白の時間、アプローチのために、市場から極端に減ったCDプレイヤーを探す時間を費やすというひと手間を鑑みるリラックスデイとなりました。

 

明後日より佐賀個展、お近くの方はぜひお運びくださいませ。

初日、2日目は在廊致しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022.06.10

佐賀個展のお知らせ!!!

 

 

 

 

お知らせ遅くなりました!

 

佐賀個展のDMが届きました。

 

 

 

末野美由紀 アートジュエリー展

6月18日(土)-23日(木)

Am. 11:00 – Pm. 6:00

ギャラリー遊

佐賀市白山2-4-15

0952-23-4997

 

私は、初日18日は終日在廊いたします。

今回は、他の日にもランダムに在廊予定いたします。

 

会期終了いたしましたら、10日ほどですぐに福岡展の予定です。

こちらはなんと気が付きましたら7年ぶりの地元福岡での個展ということになっておりました。

 

月日の早いことにただただ驚くばかりです。

佐賀個展のがスタートしましたら、また改めてお知らせしたいと思います。

 

佐賀展に来られるのが難しい方は、ぜひ福岡展へ。

 

福岡展は、7/1より5日まで。

こちらは、会期中はずっとおります!!

DM順次お送りしたいと思いますが、ご住所のご記帳の記憶のない方はお知らせくださいませ。

 

 

 

 

2022.06.05

ヒルクライムチャレンジ

 

 

 

 

1ヶ月以上ぶりのロードバイク。

 

梅雨入り前の好天気を狙ってロードバイクで初のヒルクライムにチャレンジしてみた。

向かった先は、長崎県平戸市の川内峠。

このコースはクロスバイクに乗っている頃からかなり気になっていた。

ヒルクライムとはいえ、ほんもののサイクリストたちにしてみれば朝飯前、といったコースなのでしょうが、まずは実力試しといった目的の挑戦。

たびら平戸口駅に車を停めて準備を済ませてスタート。

 

走り始めるといきなり下り坂。

帰りゴール寸前で坂道になるわけか、余力残して置かなければ。

と早速ペース配分が始まる。

山との大きな違いは、帰りが想像以上にしんどいということ。

ペース配分を間違うと疲れて事故や怪我を招きやすくなる。

山も同じだが、命に関わるということを常に忘れてはならない。

 

日中は気温がかなり上がりそうだが、地理的にも海風がすこぶる気持ち良い。

下った後は必ずある上り坂。

ギアチェンジが忙しい。

しばらく走ると見えてきた赤い平戸大橋。

 

 

 

 

サンフランシスコブリッジを思い出した。

画像は渡り切った公園からの撮影、なかなか絵になる橋です。

再び坂道。そして、平戸城を眺めたあと石畳で趣のある街を抜け、再び坂道で高度が少し上がった辺りで水分補給休憩。

再び坂道を上がると川内峠への分岐点。

いよいよ始まるほんもののヒルクライム。

 

 

全身で漕ぎ続けると、木漏れ日と風が心地よく流れる雰囲気のある林道にさしかかり、一旦降りて水分補給と脈を整えるために休息。

風が気持ちよい。

漕いでいるとすぐに身体全体が重くなるが、少しの休憩ですぐに力がみなぎり漕ぎ出すと足が軽くなっているから不思議だ。

こまめな休憩をとりながら前進すると必ず頂上へ辿り着ける。

それに関しては、トレッキングも同じである。

これでもかこれでもかというほどのくどいヒルクライムが続く。

 

 

 

前方の視界がアスファルトしか見えない時間が続くと、ひょっこり現れたアスファルトの上の緑の丘。

ヘトヘトになりながらようやく辿り着いた川内峠には、まさに緑色の風と青い海風が踊るように戯れていた。

ここまで自分の足で漕いで登ってきたことを労って貰えたような、優しい風たちにふわふわと包まれて、乱れた呼吸もすぐに落ち着き始めた。

バイクを置き徒歩にて展望台への階段を登ることにした。

壱岐、対馬、佐世保、遠くにかつて登った阿蘇烏帽子岳。

ぐるり新緑のきれいな丘陵線と一筆書きのような道は、作品に真似したいほどの完璧な曲線を描いていて思わずじっと眺め入った。

 

 

 

 

 

丘の裏側下方には、サンセットロード千里ヶ浜が確認できた。

海水浴場だろうか、砂浜と海がとてもきれいだ。

海抜標高だとかなりの高さだろう。しかし、本当にしんどかった。

まだまだビギナークラスだなと実感。

 

 

 

折り返しのダウンヒルは、最高のご褒美ライド。

この快感は街中走行では得られない。

おそらくこれを味わいたくて、皆さんヒルクライムコースを選ぶのではないだろうか、そのためにはバイクのある程度の装備、軽さ、諸々の条件、安全でストレスのない装い、そして見合う実力をつけて進化してゆくのだなあと感じ入りました。

途中、海の見えるご飯屋さんで平戸の旬なお魚のランチを食べた後、再び漕ぎ始めると続々とサイクリストたちが坂道を登って来る。

こちらはダウンヒル。

先程体験したヒルクライムを思い出し、思わず車道越しに会釈をしてエールを送ると皆さん笑顔で会釈を返してくださる。

平戸大橋を越えるとゴール間近。

行きがけ懸念した駅近くの坂道もあっけなく登ってしまい、ヒルクライムもまずは慣れることが力をつける近道なのかもしれないと思った。

 

ほんものサイクリストたちは、やっぱり凄かった!

感服。

 

出発点の駅に戻ると、フランス発祥のランドナーと言いまして自転車に前後、両サイドにたくさん荷物を提げてキャンプをしながら旅をするスタイルの方を見かけました。

日本縦断中なのだろうか、九州一周中なのだろうか。

 

ひとくちに自転車と言いましても、目的が多様で行った先々でいろんなスタイルで自転車に乗られている方と出会います。

年齢も性別も様々。

そのことも新しい世界を知るのに、本当に楽しく且つ刺激になるのです。

 

 

さあ、佐賀展まで制作あと3点。

こちらはラストスパート頑張ります!

 

 

 

 

 

2022.06.01

治癒力

 

 

 

本日より6月がスタート。

先月は、いつもの5月と心持ちが明らかに違っていて、自分でも戸惑うほどだった。

5月は誰にとってもそんな月だよね。

友人達にも言われたものの、内心その種のものとは違うということも本人がよく分かっていて、心というものは他人にうまく言葉に表現出来るものではない、まして理解してもらおうなんて皆無に等しい。

改めてそう感じた月でもあった。

 

いつものように制作を終えて帰宅したあと、このまま1日を終わらせるには少し勿体ないお天気に、プランを考えてみた。

ロードバイクで海浜公園に行き、持参したコーヒーを飲んで帰りがけ本屋に寄るかな。

ちょっと違う。

しばらくぶりに行きつけのインテリアショップに行ってみるかな。

今日じゃないな。

5月はいつも何をしていたのだろう…

そうだ!切花の大人買いをしに行こう!

ここに越してきて馴染みの花屋が遠くなったので、ベランダのハーブやグリーンを楽しむというスタイルに切り替えたのこともあり、切花を買うことがめっきり減った。

身軽な装いで自宅から少し近いオーガニックスーパーの中にある花屋まで散歩を兼ねて出向いた。

 

 

 

 

 

 

 

選んだのは自分には珍しくピンク系統の花ばかり。

 

ベランダのミモザやティーツリーも足して、何パターンも花器に活けた。

ダイニングテーブル、キッチンカウンター、パウダールーム、寝室、玄関、廊下の小窓、リビングの花掛け、シェルフ。

小さな花器のおかげでたくさん活けられた。

1時間くらい経っただろうか、気がついたら夕どきの空の色がベランダの植物を染めていた。

茎の処分をして片付けが終わり、切花たちを眺めていたら明らかに気持ちが変化していた。

大丈夫だ。いつもの自分に戻れる。

理由はないが確信できた。

 

 

 

翌日から、一部屋ずつ整理整頓を始めた。

もう要らないもの、大切にし過ぎて使う頻度を減らしていたもの。

整理しているものはモノだが、実は思考の整理をしている。

必要な思考、もう手放しても良い思考、今こそ発揮しなければならない思考。

そうそう。私は毎年、5月になるとこれを無性にやりたくなっていたんだ。

やり終わるとエネルギーが湧いてきていた。

そうやって夏を乗り切って、気配を感じながら秋へと準備していた。

 

切花店を何店舗も展開されているオーナーさんが以前話してくださった。

バブルの頃は業界始まって以来のものすごい花の売れ行きでした。

今はひどく売れ行きが落ちた。経済変化以上に合わない落ち込みぶりです。

その理由は何だろうとリサーチし続けた結果、花はすぐ枯れるから。

水替えが面倒だという理由がほとんどだったらしい。

それから生産者たちと一緒になって花を長持ちさせるための努力を惜しまず続けています。

と。

そうか、だから若者たちの間でドライフラワーが流行っていたのか。と合点がいった。

生きているから手入れを怠ると枯れるのは当たり前。

でも、生きているからこそエネルギーを貰えるのだと、今回強く感じました。

 

自分にも、自分の心にも手入れを怠らないこと。

それが、健全な精神をキープする一番の治療なのかもしれない。

 

 

 

 

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