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2020.12.06

大阪個展の案内はひとつ戻ってね!

 

 

 

 

 

数年前に念願だったロッキングチェアを手に入れた。

 

初めて見かけた時、即気に入った。

問題はサイズだった。

 

 

 

 

 

 

接客してくださった方が話してくださったのだが、

実は、この椅子、僕も持っているんですよ。

いいですよ。頭を預けられてなおかつ揺れるというのが癒されます。

ロッキングチェアと言ったら、以前は敬老の日の贈り物としてよく売れていたんですよ。

このロッキングチェアは、我がメーカーでもかなりのロングセラーの椅子のひとつです。

 

 

なるほど、椅子自体も長老なのか。

そんなことを思いながら、実際に腰掛けて背中ごと委ねゆらゆらと椅子を揺らしながらお店の方の話に相槌をうっていた。

 

そして、頭の中では会議が始まっていた。

ところでここはショウルームだし天井も高い、実際我が家に置くと揺らすほどのスペース確保できるのか?

大きすぎないか?

いや、座面も既に持っている椅子の高さとも同じくらいだから案外バランスは取れるか。

背もたれも格子になっているから見た目も抜け感があり割に圧迫感はないかもしれない。木の色目も既にある椅子や家具とも馴染む。

やっぱり、この揺れ心地はたまらないなあ。

そうやって寸法を入念に教えて貰い、その日は帰宅した。

 

自宅でのシュミレーションを終えて決断し、次にお店に伺うとなんとお店の家具のショウルームの入れ替えをするので、展示品でよければセールになるという!

そうやって我が家にやってきたのが数年前である。

 

実際に我が家に置いてみて感じたが、さすがに日本の家具メーカー。

日本の住宅事情においてのサイジングさでコンパクトでありながらゆったりとした座面と背もたれを確保した設計、しっかりした作りで、確かにロングセラーの実績がうかがえて、改めて品物に対してかなり安い買い物をしたと実感して益々、愛着が湧いてきたものだった。

 

冬の天気の良い日、窓際に椅子を置き、日向ぼっこしながら縫い物をする。

 

たしかに私自身がおばあさん志向かもしれない。と、自笑してしまう。

 

今日は、朝から穏やかな天気だった。

思えば、引っ越してから初めてゆっくりできた1日だった。

 

越してきた我が家は南向きとあり、この時期でも3時過ぎくらいまでリビングは暖かい陽に包まれて、大きな窓からはぐるりと山の稜線が見える。

 

そうそう。

今日みたいなイメージだった。

 

この椅子はここに引っ越す数年前に前に住んでいた場所で手に入れていたのに、ちょっと不思議な気持ちになった。

私は漠然とモノに憧れているときは、ずばりどこそこのモノというよりは、モノがあるイメージやシーンが先に頭に浮かんでくる。

それだからか、出会った時には、

あ!これだ!

そうです!ワタシです!

そんなやりとりが言葉を超えて行われている。

…気がする。

 

だから、買い物をする決断が非常に早い。

その時居合わせた友人は、本気でびっくりすることがある。

 

我が家に来られた友人たちは、必ずと言ってよいほどにこにこしながら、

これ、座っていい?

と、このロッキングチェアに座りたがる。

リビングにはいろんなタイプの椅子を置いているのだが、やはりこの椅子の揺られ感は、お母さんのお腹の中にいた時の揺らぎか、おばあちゃんの膝の上の抱っこを思い出すのだろうか。

 

 

ロッキングチェアに揺られて、昼間は窓辺で縫い物。

夜は暖をとりながら読書。

物思いに耽る時、ぼんやりする時、

ロッキングチェアに揺られて、明日は何思う…

 

 

 

 

 

 

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